手足の指つぼ刺激体操で脳生き生き
健康生活研究所所長●堤 喜久雄
今回は、手足の指を動かし、つぼを刺激する体操をご紹介します。
手は脳とつながる神経細胞が多く、第2の脳と呼ばれます。末梢(まっしょう)神経が多く通う指先を動かしてつぼを刺激すると、脳への血行が促進され、脳の働きが活発になるといわれています。
足指のつぼも同様に刺激すると体全体の巡りが良くなります。
手足の指はどちらも左右均等に動かしましょう。右手は言語や計算など論理的思考をつかさどる左脳、左手は直感などイメージや芸術性に関わる右脳と関係があるとされます。
仕事や勉強を始める前に行うのもお勧めです。普段から手足の体操を取り入れ、脳を活性化させましょう。
手足の指のつぼを刺激
(1)爪の生え際のつぼをイタ気持ち良い程度の強さでつまむように押し、ぐりぐりと揺らしながらもみほぐします。親指から小指まで順に10回ずつ行いましょう。
(2)いすに座り、太ももの上に反対の足の足首を乗せ、足の指先のつぼをもみほぐします。親指から小指まで順に10回ずつ行い、時間があれば指の関節や付け根も、もみほぐしましょう。
(3)足を組めないときは、片方のかかとで反対側の足指の爪先をこすって刺激します。
ポイント
体調に応じて、すっきりするまで3〜5セット繰り返しましょう。