お目覚め体操・手足と目でグーパー
健康生活研究所所長●堤 喜久雄
気温が下がってくると、目が覚めたときに手や足の指がこわばって動かしづらくなった経験はありませんか。原因は、むくみ、冷え、ばね指、ホルモンバランスの乱れ、関節リウマチや膠原(こうげん)病などいろいろと考えられますが、軽く動かしているうちに少しずつ解消されるようでしたら心配ありません。
今回は、朝、爽やかに目覚めるための体操をご紹介します。心臓から遠い目や指先を小さく動かしていきます。手と足だけでなく目も使って、脳と全身の筋肉を目覚めさせましょう。
手足と目を開いて、閉じて
(1)起床後目を閉じたまま、あおむけの姿勢で行います。腕を胴体から少し離し、足は腰幅より広く開いて爪先を外側に向けます。そのままゆっくりと深い呼吸を3回繰り返します。鼻から吸い、口または鼻から吐きましょう。
(2)目を閉じたまま、3秒ほどかけて手足の指を軽く握ります。
(3)目を開き、3秒ほどかけて手足の指をゆっくり伸ばし、パーの形にします。
(1)〜(3)を5回程度、動きがスムーズになるまで繰り返します。
ポイント
手をパーにするときは、手のひらを上に向けましょう。