指ツボ刺激で目覚めすっきり! 眠気を防ごう
健康生活研究所所長●堤 喜久雄
指先を使うことは、脳にも良い働き掛けとなります。脳に流れる血液の量を増やし、程よい刺激が脳に送られます。
指先には末梢(まっしょう)神経や毛細血管が集中し、全身の健康と密接に関わるツボが集中しています。つまり、指先を動かすことで全身の血の巡り、気の巡りを良くする効果があります。指先から心臓や脳を、優しく刺激してあげましょう。運動不足や体調がいまひとつでも負担が少ないのでお勧めです。
5月は眠気が出やすい季節です。この体操で血行が促進されるので、眠気もすっきり覚ますことができるでしょう。眠気が強いときは、繰り返し行うと効果的です。指の間は疲れがたまりやすい場所でもあります。今回の体操は、指の間の疲れを取りながら、指先のツボを刺激していきます。なお、この体操1セットにつき、30~60秒程度かけて行うのが目安です。
指先をまとめて刺激しましょう
(1)手のひらを下に向けて、指先を軽く曲げます(指は強く握らないこと)。
(2)手のひら側に指先が交互に重なるようにして、そのまま左右の指を組み合わせます。親指も重ねます。この状態で息を吸います。
(3)息を吐きながら両手のひらを近づけていきます。このとき、指先に刺激がぐんぐんと入ります。指を組んだまま、手のひらを閉じて、また開いてを繰り返しましょう。
(4)そのままの状態で手首を柔らかく回しましょう。反対方向にも回します。