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2019年1月

2019年1月30日 (水)

草生える季節

気象予報士(株式会社ハレックス)●檜山靖洋

 2月は「如月(きさらぎ)」ともいいます。「小草生月(おぐさおいづき)」や「草木張月(くさきはりづき)」という別名もあります。
 2月になると暖かい日が出てきます。「光の春」という言葉もあるように、日差しは確かに明るさ・強さを増してきます。小草生月や草木張月という言葉が表すように、日差しの強さ、気温の上昇により、小さな草があちこちで芽吹きます。茶色一色だった風景に少しずつ緑が加わります。小さな生命の力強さを感じ、生き生きとした気分を味わえる季節です。草生える季節から次第に山笑う季節となっていきます。
 暖かい日があってもまだ寒さが残ります。如月は「衣更着」とも書きます。寒さが戻り、衣服をさらに着ることがあるためです。気温の変化が大きく体調を崩しやすいです。風邪をひかないように気を付けましょう。

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散歩をしながら脳トレ

健康生活研究所所長●堤 喜久雄

 散歩を楽しみながら、指先を動かして頭脳トレーニングも取り入れてみませんか。
 手の動きに意識を向ける手指体操だけでも脳に刺激が入りますが、歩く動作を加えることで脳トレ効果がアップします。また、漫然と歩くより歩調もリズミカルになることで全身運動になり、血行も促進されます。特に寒い時期はお勧めです。
 腕を前後に振る動きに合わせて手指を動かします。リュックを背負うなど両手が空いているのが理想的ですが、片手が空いていればできる体操です。最初はグーパーの動きをし、慣れてきたら指を順番に曲げていきます。
 発声は小さい声でもいいので、舌と口を正確に動かしましょう。慣れてきたら曲げる指の順番を変えたり、指を曲げた後に広げる動きを加えたりと自分なりに変化をつけるとバリエーションは広がります。思い付くままにいろいろとトライすることで、脳の若さを保ちましょう。


ステップ1

(1)手を前後に振る際、前に出る手をパーにします。

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(2)後ろに来る手はグーにします。

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ステップ2

(3)手を前から後ろに出して一振りと数え、1から5まで声に出して数えます。前に出したときに「1」と数えて親指を曲げ、「2」で人さし指を曲げます。小指まで曲げて「5」です。

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(4)リズミカルにできるようになったら、今度は同様の掛け声で小指から順番に曲げていきます。