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2019年7月30日 (火)

指先のつぼ刺激で夏冷えを防ぐ

健康生活研究所所長●堤 喜久雄

 指には全身の健康に密接に関係するつぼが集中しています。爪の付け根にあるつぼを総称して「井穴(せいけつ)」といい、東洋医学では自律神経のバランスを整えるポイントと考えられています。
 熱中症対策などの観点から、暑い時期は小まめな水分補給はとても大事です。しかし、冷えた飲み物ばかり飲んだり、冷房の効いた室内で長時間過ごしたりすることは、体を冷やし不調を引き起こす原因にもなります。つぼの刺激で自律神経の働きを整えて、巡りを良くして水分の偏りを改善させましょう。
 この体操は電車の中や外出先でも簡単にできます。ぜひ習慣にして、元気に夏を乗り切りましょう。

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井穴(せいけつ)


指先のつぼをもみほぐす

ステップ1

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(1)右の親指と人さし指で、左の指の爪の生え際付近を押さえて10秒ほどもみほぐします。5本の指、どの指から行っても問題ありません(以下同様)。

(2)右の親指で、左の指の爪を上から押さえるように10秒ほどもみほぐします。

ステップ2

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(3)右の指を曲げて人さし指と中指で、左の指先の第1関節あたりをしっかり挟みます。

(4)しっかり挟んだまま、左右にキュッと引っ張って指を離します。(1)から(4)の動きを反対の指5本に同様に行います。