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2019年8月29日 (木)

季節の変わり目も健やかに

健康生活研究所所長●堤 喜久雄

 手首の曲がる部分には、内側と外側にそれぞれ3カ所ずつの重要なつぼがあります。内側のつぼは呼吸器系、外側のつぼは内臓や消化器系と関係が深いといわれています。これら六つのつぼに同時に刺激を与える体操で、季節の変わり目の不調に備えましょう。
 正確につぼの位置を探す必要はありません。反対側の指で手首の曲がる部分を押さえるだけでOKです。つぼを押さえた状態で手首を返せば、さらにつぼに刺激が入ります。このとき、押さえる指に力を入れ過ぎないことがポイント。手首が動かせる程度に力の加減を調整しましょう。
 まだ暑さが残る時期。夏の疲れが出やすく、不調が起こりやすい時期でもあります。不調や痛みが起こる前に手首体操をマスターして、日々続けるとより効果的です。


手首のつぼを押す

ステップ1

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(1)右手首の内側は左手の親指で、外側は人さし指で押さえます。手首の力を抜いてリラックスさせます。そのまま15秒間、右手首を上下に優しく振り、手首のつぼを刺激します。同様に左の手でも行います。


ステップ2

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(2)右手首全体を左の手指で押さえた状態で、右のこぶしを握ります。鼻からゆっくり息を吸います。

(3)ゆっくり息を吐きながら指先と腕を伸ばします。そして息を吸いながら指を握り、(2)に戻り、5回往復します。同様に左手首でも行います