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2023年4月26日 (水)

ぐるぐる回して柔軟性アップ

健康生活研究所所長●堤 喜久雄


 手指に加え、足も使った体操をご紹介していきます。今回のテーマは「回す」です。手足の指や手首足首を回して、柔軟性を高めましょう。
 年を重ねるとともに体の柔軟性は衰えていきます。手足の指を動かすことは血行促進だけでなく、脳に刺激を与えます。また、足首が硬いと股関節の動きまで悪くなり、体のゆがみにつながることも。指の関節や手首足首の関節を回して柔軟性を高めると、体の代謝機能が上がり、脳も活性化します。
 座りながらできる体操です。動かしやすさに左右で差がないか、痛みはないか、体の声に耳を傾けながら回しましょう。


内回し・外回しどちらも回す

(1)足の指を回します。いすに腰をかけ、足を組むように片方の足をもう片方の太ももに乗せます。乗せた方の足首を反対側の手でつかみ、親指から小指の順に、関節をほぐしながら、内回りと外回りに10回ずつ小さく回します。反対の足も同様に行います。

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(2)次に足首回しです。足指を回していた手の指を、足の指の間に組むように絡ませます。もう一方の手で足首を少しずらして固定し、円を描くように足を内回りと外回りに、10回ずつ回します。

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(3)手の指を回します。爪の生え際を押さえて指をつかみます。指の力を抜いてリラックスさせ、内回りと外回りに10回ずつ小さく回します。

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(4)手首を回します。手を軽く握った状態で両手首を同時に、内回りと外回りに10回ずつ回します。手が離れていると回しづらい場合は、両手の指を組んだ状態で回してもOKです。

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ポイント
ゆっくり無理のない範囲で回しましょう。気持ち良く動かせるようなら回数を増やすのもお勧めです。