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2023年5月

2023年5月30日 (火)

夏至の太陽

気象予報士●檜山靖洋


 夏至の頃の晴れた日、強い日差しにうなだれて歩いていると、地面に落ちた影がとても短いことを実感します。夏至の太陽は、一年で最も高くなります。夏至の正午ごろ、沖縄では地面と太陽の角度が90度近くになり、太陽はほぼ真上にあります。東京でも地面と太陽の角度は78度の高さになります。このように影の短さ、太陽の高さを実感できるのも晴れていればの話です。
 沖縄では例年6月下旬に梅雨が明け、強い日差しが照り付けますが、本州付近は梅雨真っ盛りの時期です。ただ、この時期に梅雨の中休みが続いたり、早く梅雨が明けたりするときは、強烈な日射による熱中症に注意が必要です。
 夏至は一年の中で最も昼間の時間が長く、夜は短くなります。あまり夜更かしし過ぎると、明け方すぐに明るくなり、眠れなくなってしまいますので、気を付けましょう。

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気象予報士・防災士
檜山 靖洋(ひやま やすひろ)
1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。
朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中。

手足のグーパー体操で全身の巡りを促進

健康生活研究所所長●堤 喜久雄


 体を動かしやすい季節です。今回のテーマは「巡り」。手足の指と同時に肘や膝も動かし、全身の血液、気の巡りを良くしてデトックスしましょう。
 血行不良は冷えやむくみの原因になるので、体を動かす習慣を取り入れることが大切です。座ってできる手足のグーパー体操なら、いつでも無理なく行えるので続けやすいと思います。
 ビートの効いた音楽をかけながら音に合わせたり、『うさぎとかめ』や『とんぼのめがね』など童謡に合わせて歌いながらなど、工夫しながら楽しく体操するのがお勧めです。グループでも楽しめます。アイデア次第で応用できるので、ご自身の体操のレパートリーにぜひ加えてみてくださいね。


内回し・外回しの両方向に回す

(1)肘を曲げ伸ばしながらグーパーの体操を行います。両手を握ったときに肘を曲げます。

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(2)両手を開いたときには肘を伸ばし、全ての指先を伸ばします。まずは、(1)から(2)を10回程度行って動きに慣れましょう。

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(3)(1)と(2)の動作に慣れたら、いすに座った状態で足の動きを加えます。肘を曲げて両手を握ると同時に、腹筋に力を込めて右膝を引き上げます。

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(4)両手を開いて肘を伸ばしたときに足を下ろし、再び肘を曲げて両手を握るときに今度は左膝を上げます。(3)から(4)の動作を10回繰り返します。

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ポイント
慣れてきたら少しずつテンポを速めてみましょう。
両手を開くときは、1本1本の指の関節をしっかり伸ばすことを意識するとより効果的です。