« 2023年3月 | メイン | 2023年5月 »

2023年4月

2023年4月26日 (水)

街路樹に守られ癒やされ

気象予報士●檜山靖洋


 5月の連休の頃になると、学校の運動会やスポーツ観戦、屋外のレジャーなどで、思わぬ日焼けをしてしまうことがあります。まだ真夏ほど蒸し暑くないため油断しがちですが、5月の日差しの強さは、真夏と同じくらいで、紫外線も十分強いです。外を歩くときは日陰を選びたいですね。
 ケヤキやイチョウなどの街路樹の葉は、春からどんどん大きくなり、日差しを遮るようになってきました。冬には地面全面に日が当たっていた歩道も、この時期は大部分が日陰になっています。街路樹の葉が日傘の役割をして、紫外線から守ってくれています。
 また、樹木が出すフィトンチッドという良い香りの物質により、ストレスが軽くなる効果もあります。この時期は湿度がまだ低いため、日差しを避ければ、とてもすがすがしい空気が味わえます。街路樹が並ぶ通りを歩くのが気持ちのいい季節です。

P33_04otenki_4c



気象予報士・防災士
檜山 靖洋(ひやま やすひろ)
1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。
朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中。

ぐるぐる回して柔軟性アップ

健康生活研究所所長●堤 喜久雄


 手指に加え、足も使った体操をご紹介していきます。今回のテーマは「回す」です。手足の指や手首足首を回して、柔軟性を高めましょう。
 年を重ねるとともに体の柔軟性は衰えていきます。手足の指を動かすことは血行促進だけでなく、脳に刺激を与えます。また、足首が硬いと股関節の動きまで悪くなり、体のゆがみにつながることも。指の関節や手首足首の関節を回して柔軟性を高めると、体の代謝機能が上がり、脳も活性化します。
 座りながらできる体操です。動かしやすさに左右で差がないか、痛みはないか、体の声に耳を傾けながら回しましょう。


内回し・外回しどちらも回す

(1)足の指を回します。いすに腰をかけ、足を組むように片方の足をもう片方の太ももに乗せます。乗せた方の足首を反対側の手でつかみ、親指から小指の順に、関節をほぐしながら、内回りと外回りに10回ずつ小さく回します。反対の足も同様に行います。

P29_04teyubi_01_4c


(2)次に足首回しです。足指を回していた手の指を、足の指の間に組むように絡ませます。もう一方の手で足首を少しずらして固定し、円を描くように足を内回りと外回りに、10回ずつ回します。

P29_04teyubi_02_4c


(3)手の指を回します。爪の生え際を押さえて指をつかみます。指の力を抜いてリラックスさせ、内回りと外回りに10回ずつ小さく回します。

P29_04teyubi_03_4c


(4)手首を回します。手を軽く握った状態で両手首を同時に、内回りと外回りに10回ずつ回します。手が離れていると回しづらい場合は、両手の指を組んだ状態で回してもOKです。

P29_04teyubi_04_4c


ポイント
ゆっくり無理のない範囲で回しましょう。気持ち良く動かせるようなら回数を増やすのもお勧めです。