« 2023年10月 | メイン | 2023年12月 »

2023年11月

2023年11月29日 (水)

乾燥肌にお薦めの食べ物

栄養士●吉田理江

 冬になると乾燥肌の悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。冬は気温が低く、空気が乾燥しているため、肌も乾燥しやすくなります。スキンケアに力を入れていても肌の乾燥が気になる方は、体の内側からのケアがお勧めです。今回は、乾燥肌の改善効果が期待できる食べ物を三つご紹介します。
■ ひじき
 ひじきに含まれるセラミドは、乾燥肌対策には欠かせない保湿成分です。セラミドには、皮膚を外部の刺激から守り、肌表面の角質層の水分を保つ働きがあります。定番の煮物も良いですし、水で戻したひじきを豆腐ハンバーグに入れてもおいしく食べられます。
■ 大豆製品
 納豆、豆腐、豆乳などの大豆製品に含まれる大豆イソフラボンには、細胞の新陳代謝を高め、肌の潤いを保つ働きがあります。大豆製品に含まれるタンパク質は、皮膚の材料になる栄養素です。しかし、大豆イソフラボンは、過剰に取り続けるとホルモンバランスが乱れる恐れがあるため、3食とも納豆だけ食べるなどの極端な食べ方は控えるようにしましょう。忙しい朝、豆乳を飲むと手軽に大豆製品が取れます。シチューを作る際に牛乳の代わりに豆乳を活用するのもお勧めです。
■ 手羽先
 手羽先や鶏肉の皮、骨の周りに多く含まれるコラーゲンには、肌の張りや弾力を高める働きがあります。コラーゲンは、消化の過程で一度分解され、再合成されます。再合成をサポートする栄養素、ビタミンCと一緒に取るとより美肌効果が期待できるでしょう。トースターで焼いた手羽先にレモン汁をかけると、手軽にビタミンCも一緒に取れるのでお勧めです。
 体の内側からのケアで、乾燥肌を予防し、美しい肌を保ちたいですね。

P28_11oisiku_4c



栄養士・ダイエットコーチ
吉田 理江(よしだ りえ)
飲食店勤務後、料理研究家のアシスタントを経て独立。栄養指導、健康・ダイエットレシピの作成やコラム執筆、セミナー講師など幅広く活動中。薬膳アドバイザーやアンチエイジング料理プランナーなどの資格も多数取得。

早口言葉で「口八丁手八丁足八丁」

健康生活研究所所長●堤 喜久雄

 何かと慌ただしい年末年始は、生活リズムを崩さないことが健康のポイントです。今回は声を使ったリズミカルで軽快な体操をご紹介します。発声しながら体を動かすと腹式呼吸につながり、体のリズムを整えることができます。
 体操の一つ一つの動きはシンプルですが、手足に肘と膝、さらに舌と口を動かすことで脳もフル回転します! 集中して行いましょう。終わった後は、ゆっくり深呼吸をしてリラックスしてください。このめりはりが大切です。
 この体操は速く行うよりも正確な動きを心がけましょう。発声は小さな声でも構いませんので、舌と口を動かし正確に発声してください。


声に合わせてリズミカルに
「生麦、生米、生卵」の早口言葉に合わせて行います。

(1)いすに座ります。「生麦」と言うと同時に両手を握り、右膝を上げます。

P29_11teasi_01_4c


(2)「生米」で両手を開き、右膝を下ろします。

P29_11teasi_02_4c


(3)「なまたま」で両手を握り、左膝を上げます。

P29_11teasi_03_4c


(4)「ご」で両手を開き、左膝を下ろします。(1)〜(4)を5回繰り返します。

P29_11teasi_04_4c


ポイント
他にも「東京、特許、許可局」など語呂のいい早口言葉でもやってみましょう。