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2024年3月

2024年3月27日 (水)

温暖化でも春に霜害

気象予報士●檜山靖洋


 ここ近年は、桜の開花が早まり、西日本や東日本では、入学シーズンよりも卒業シーズンに桜が見頃になることも少なくありません。これも地球温暖化が原因の一つと考えられます。春に気温が高くなると、他にも影響があります。
 2021年4月、福島県では遅霜による農作物の被害が大きくなりました。開花期の果樹は花に障害が出て、発芽期の果樹は芽が枯死するなどの影響があったということです(福島県農林水産部農業振興課「令和3年凍霜害の記録」より)。この年の春は、気温が高く経過したため、農作物の生育が早まりました。気温が高く経過する春でも、時には冷え込み、遅霜が降りることがあります。農作物の生育が早まる分、霜が降りやすい時期と重なり、むしろ果樹への霜害の危険性が高まってしまいます。
 地球温暖化時代は、遅霜による農作物の被害の危険性が高まるため、より一層の対策が必要になります。

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気象予報士・防災士
檜山 靖洋(ひやま やすひろ)
1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。
朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中。

手足の指つぼ刺激体操で脳生き生き

健康生活研究所所長●堤 喜久雄


 今回は、手足の指を動かし、つぼを刺激する体操をご紹介します。
 手は脳とつながる神経細胞が多く、第2の脳と呼ばれます。末梢(まっしょう)神経が多く通う指先を動かしてつぼを刺激すると、脳への血行が促進され、脳の働きが活発になるといわれています。
 足指のつぼも同様に刺激すると体全体の巡りが良くなります。
 手足の指はどちらも左右均等に動かしましょう。右手は言語や計算など論理的思考をつかさどる左脳、左手は直感などイメージや芸術性に関わる右脳と関係があるとされます。
 仕事や勉強を始める前に行うのもお勧めです。普段から手足の体操を取り入れ、脳を活性化させましょう。


手足の指のつぼを刺激

(1)爪の生え際のつぼをイタ気持ち良い程度の強さでつまむように押し、ぐりぐりと揺らしながらもみほぐします。親指から小指まで順に10回ずつ行いましょう。

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(2)いすに座り、太ももの上に反対の足の足首を乗せ、足の指先のつぼをもみほぐします。親指から小指まで順に10回ずつ行い、時間があれば指の関節や付け根も、もみほぐしましょう。

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(3)足を組めないときは、片方のかかとで反対側の足指の爪先をこすって刺激します。

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ポイント
体調に応じて、すっきりするまで3〜5セット繰り返しましょう。