指・手のひらストレッチで肩凝り解消!
健康生活研究所所長●堤 喜久雄
パソコンやスマートフォンの普及により、肩凝りを訴える人が多くなりました。そこで今回は、肩凝り対策も兼ねた指・手のひらストレッチをご紹介しましょう。普段はあまり動かすことのない手の内側を伸ばします。
手の内側には、呼吸を整え、心の疲れを和らげる経絡が流れていて、ストレッチで経絡の流れがスムーズになります。経絡とは、東洋医学でいう「気と血液の通り道」で、経絡の流れが滞ると体のバランスが崩れ、不調が起こりやすくなると考えられています。
指・手のひらストレッチでは両腕も併せて使うことで、心身がほぐれると同時に、肩凝り解消につながります。明日から仕事の効率アップを図りましょう。
肩甲骨を意識しながらストレッチ
ステップ1
(1)背筋を伸ばし、胸の前で左右の指先を合わせます。
(2)左右から押しながら指を反らします。手のひらは付けず指先から指の根元までを合わせます。
(3)そのまま指先の向きを少し変えてみましょう。中指の先を自分の胸に向けてみます。
(4)指先を気持ち良く反らせる方向を探してみましょう。(1)から(4)までをゆっくり数回繰り返します。
ステップ2
左右の肩甲骨を近づけるイメージで両肘を左右に開いて構えます。目安は自分では見えない位置に両手があること。軽くこぶしを握り、この姿勢からステップ1を行い、再び両肩の位置まで腕を戻し、こぶしを握ります。この動作を5回繰り返します。