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2019年9月

2019年9月27日 (金)

蟋蟀戸に在り

気象予報士(株式会社ハレックス)●檜山靖洋

 一年間を24に分けて季節を表す二十四節気に加えて、その二十四節気をさらに三つに分けて季節を表す七十二候というのがあります。10月8日は二十四節気の寒露(かんろ)です。寒露の中の3番目の七十二候は「蟋蟀(キリギリス)戸に在り」で、10月19日です。昔はコオロギのことをキリギリスと呼んだそうで、コオロギなど秋の虫たちが戸口で鳴き始める頃という意味です。
 10月は、昼間はまだまだ暑い日もありますが、朝晩はだいぶ涼しくなります。秋の虫たちの声を聞くと、いっそう季節の歩みが感じられるようになります。次の二十四節気は霜降で、霜が降りる時期も近づき寒い冬へ向かう入り口ともいえます。
 「キリギリスとにあり」と聞いたら、「アリとキリギリス」を思い出して、アリに見習って冬への備えでも始めましょう。

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「指先たたき体操」で脳の血流アップ!

健康生活研究所所長●堤 喜久雄

 手指の運動を繰り返し行うことによって、脳の血流はどんどんアップしていきます。脳の働きを拡充するばかりか、リフレッシュ効果もあります。
 単純な動きを繰り返すだけではなく、覚えた動きに変化をつけたり、動かす回数を変えたりすることで、脳の神経細胞の減少を防ぐことにつながります。
 今回の指先たたき体操は、左右の指と指をたたくだけのとてもシンプルなものです。たたく順番や速さ、回数を変えて行うと、脳にとっては違う運動を覚えることになります。気楽に実践できますので、ステップ1だけで終わらせず、ぜひステップ2まで行いましょう。


ステップ1とステップ2を併せて行いましょう

ステップ1

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(1)両手の指先を合わせて構えます。

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(2)親指の指先をトントンと10回たたきます。

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(3)次に人さし指の指先を10回たたきます。同様に他の指先同士も10回ずつたたいていきます。(1)~(3)の動きを3セット行います。


ステップ2

たたく回数や順番を自分で決めて繰り返したたきます。

ポイント
動作はリズミカルに!