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2019年10月30日 (水)

右脳体操で創造力を高める

健康生活研究所所長●堤 喜久雄

 パソコンの普及に伴って、デスクに座ったままの時間が長くなりました。一方で運動量は減少しがち。体の各器官は動かさないと疲労もたまりやすくなり、能率も低下してしまいます。デスクワークの合間に手指体操を行って、脳を刺激してみましょう。
 人間の脳は右脳と左脳に分かれています。右脳は創造力や企画力、左脳は計算力や分析力を受け持つ脳です。そして、右手は左脳と、左手は右脳と密接な関係にあります。また、多くの人は右利きで、左脳を活発に動かすことが多いといえます。
 今回は、左手の指先を1本ずつ動かす体操で、右脳へエネルギーを送り込んでいきます。気を付けたいのは、動かしている指以外の指は動かないように、しっかりと伸ばした状態で行うことです。指によっては難しい動きもありますが、無理なくできる範囲で構いません。デスクの前だけでなく、会議や打ち合わせなどで煮詰まったときなどにも行ってみるのもお勧めです。


左手の屈伸体操

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(1)「いち」で人さし指の第2関節を曲げます。

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(2)「に」で人さし指の指先の付け根を曲げ、手のひらと直角方向に伸ばします。

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(3)「さん」で再び人さし指の第2関節だけを曲げます。

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(4)「よん」で人さし指の指先を伸ばします。この「いち、に、さん、よん」を5回繰り返します。ゆっくりで構いません。残りの3本の指でも同様に行います。