手のつぼ刺激で、肩の力を抜きましょう
健康生活研究所所長●堤 喜久雄
春は仕事や環境に変化の訪れやすい季節。気付かないうちにストレスがたまりやすい時期でもあります。上手に乗り切るためにも、毎日続けられる手指体操がお勧めです。
今回ご紹介する指先体操は手の甲のつぼを刺激します。手には全身の臓器につながるつぼがあり、それらを刺激することで緊張を緩めたり、全身の血行を良くしたりと心身のバランスを整える効果が期待できます。
手の甲は体の背面、特に肩や背中の凝りに効果的といわれています。体操では、息を吐きながら刺激を入れて、息を吸いながら緩めるとさらに効果が高まります。
毎日少しずつでよいので1カ月続けてみましょう。長く続ければ続けるほど、ストレスを上手にコントロールでき、春を快適に乗り切っていけるはずです。
左右交互に手の甲を刺激する
(1)手のひらを合わせて、上下にこすります。手のひらや指の内側が温まってくるのを感じましょう。
(2)次に両手の指を組みます。
(3)右手の指先にグッと力を込めて左の手の甲の骨と骨の間を刺激します。このとき、左手の指は真っすぐ伸ばします。
(4)同様に、左手の指先に力を込めて右手の甲を刺激します。2秒に1回押すペースで、左右交互に30秒続けてください。