大きな動きのグーパーで血行促進
健康生活研究所所長●堤 喜久雄
いよいよ寒さも本番です。この時期は体が縮こまりやすく、血行も滞りがち。肩凝りをはじめ、関節痛や首痛など〇〇痛がこの時期に多く現れるのは、寒さで筋肉が収縮して硬くなることが大きな原因の一つです。
今回は、腕の曲げ伸ばしなどの大きな動きを取り入れて血行を促進し、肩凝り解消にも役立つ体操をご紹介します。
2秒間で伸ばし、2秒間で曲げる、をゆっくりしたペースで繰り返し、30秒ほど行います。痛みが出る場合は無理して行わず、できる速さ、できる範囲で行いましょう。
座ったままで行える簡単な体操なので、デスクワークや勉強の合間に行うと良いでしょう。
動きに合わせてグーパー
(1)両肩の位置で両手を握ります。肘を少々後ろに引いて背筋も伸ばします。
(2)両腕を前に伸ばし、指先まで元気よく開きます。
(3)両肩の位置に戻して両手を握ります。
(4)腕を上へ伸ばして指先を開きます。(1)~(4)の動きを繰り返します。
ポイント
動かすときには反動はつけず、「イチ、ニ、イチ、ニ」と声に出しながら行うとリフレッシュにもなりお勧めです。
応用
(1)のときに両手を開き、(2)では伸ばした両手を握るというように、グーとパーを逆にやってみましょう。