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2021年6月30日 (水)

指の間こすりで体調スッキリ!

健康生活研究所所長●堤 喜久雄

 日本の夏は高温多湿で水分が不足しやすく、その一方で冷たい飲み物の取り過ぎにも気を付けたいもの。体の水分代謝が悪くなると、むくみや胃腸不良、重だるさなど、すっきりしない症状が出ることも。
 今回は、八邪(はちじゃ)というツボを刺激する体操を紹介します。指と指の間にあるツボは両手を合わせて8カ所あり、まとめて八邪と呼ばれます。八邪は東洋医学では気が滞りやすい場所と考えられており、刺激を与えることで代謝や気の巡りが良くなるといわれます。
 やる気が出ないときや眠気を覚ましたいときにも効果的。簡単なのでパソコン作業の合間やおしゃべりしながらなど、気付いたときにやってみると良いでしょう。


八邪の位置。指の間の水かき部分(手の甲側)にあります。

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ツボの刺激で気の巡りを良くする

(1)指を伸ばして両手の指の間を合わせます。八邪同士が合わさるように。

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(2)右手を上下に動かし、八邪を軽くたたくように根元までこすります。

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(3)次に左手を上下に動かし、八邪を軽くたたくように根元までこすります。

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(4)両手を同時に動かしてこすります。気持ち速めのリズムで繰り返し、(1)~(4)を各30秒程度行いましょう。

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