手のひらたたきで眠気を解消
健康生活研究所所長●堤 喜久雄
仕事中や運転中に、いつの間にか眠気に襲われて……。そんな経験がある人は少なくないでしょう。日中の急な眠気は、集中力が低下して仕事の効率もダウンします。特に夏の暑さは自律神経に負担をかける要因になり、眠気や集中力の低下を招きやすくなります。
そんなときの対処法として、手のひらたたき体操をお勧めします。どちらがグーかパーか、どちらの手でたたくか、瞬間的に使い分ける運動能力が身に付いていきます。一見シンプルな体操ですが、集中力が必要で、脳への刺激も期待できます。
いつでもどこでもすぐにできる体操なので、覚えておくと便利です。ぬるめのお風呂、質の良い睡眠、栄養バランスの取れた食事を腹八分目など、生活習慣を見直すことも夏の暑さに負けない秘訣(ひけつ)です。
手のひら、こぶしを続けてたたく
(1)右手のこぶしで、左手のひらをたたきます。
(2)左手のこぶしで、右手のひらをたたきます。
(3)右手のひらで、左手のこぶしをたたきます。
(4)左手のひらで、右手のこぶしをたたきます。以上の(1)~(4)の体操を続けて繰り返します。
ポイント
最初はゆっくりで構わないので、「イチ、ニ、サン、シ」と声に出しながら正確に行いましょう。3回ほどスムーズに繰り返せるようになったら、少しずつスピードを上げましょう。