台風予報の進化
気象予報士(株式会社ハレックス)●檜山靖洋
8月、9月は台風シーズンで、日本列島に近づく台風が最も多い時期です。台風の予想には、テレビや新聞などでもおなじみの予報円があります。現在は5日先までの予報円と3日先までの台風の強さの予想が発表されています。
気象庁では、今年新しいスーパーコンピューターを使い始めました。これにより、今年度末までには台風の強さの予想をこれまでの3日先から5日先まで延ばすことになっています。台風の予報がより早く、より正確に分かるようになってきます。
台風が近づくことがより早く、正確に分かるだけでは、台風による災害を避けられるわけではありません。台風が来ると予想されたときは、どのような準備をしたら良いか、あらためて確認しておきましょう。その上で正確な予報を活用し、早めの行動に結び付けていけたらいいですね。