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2018年8月29日 (水)

複数の動きを同時に。集中力アップ!

健康生活研究所所長●堤 喜久雄


 1、2、3と数えながら指を折り曲げる順番は、実は子どもの頃から変わらないものです。その順番をあえて変える、そんな指の体操をすることで脳に刺激を与え、集中力を鍛えます。
 二つ以上の動きを同時に行うと脳の働きが活性化するといわれ、集中力が増します。〇〇しながら△△する、というのもお勧めです。右指と左指を別々に動かす、指を動かしながら歩く、散歩しながら人の名前を思い出すなど、ちょっとした工夫で普段の生活でも実践できそうです。
 今回は指と声を同時に使う体操をご紹介します。バリエーションは無限にあります。秒針の動きに合わせた速さで行ってみてください。速ければ速いほど、脳に刺激が入り集中しますが、指の曲げ伸ばしの動きをおろそかにせず、しっかりと正確に動かすことを心掛けてください。


指を曲げながら、声に出して数えましょう

ステップ1

(1)左手の親指から曲げます。続いて、人さし指、中指の順に隣の指を曲げていきます。

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(2)左手を小指まで曲げたら、右手は小指から曲げます。薬指、中指……と順に曲げていきます。

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(3)右手の親指まで曲げていきます。左手の親指は手の中で、右手の親指は手の外で握ります。

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(4)右手の親指から順に伸ばし、左手の親指まで伸ばします。逆からも同様に行ってみましょう。

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ステップ2

ステップ1を発声しながら数えます。このとき、数に2種類の単位を付け、交互に数えます。例えば、1枚、2脚、3枚、4脚……、あるいは、1匹、2台、3匹、4台など。50まで数えてみましょう。