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2022年10月31日 (月)

腕のつぼ刺激でたまった疲れをスッキリ!

健康生活研究所所長●堤 喜久雄


 年末に向かってますます頑張りたい季節です。パソコンやスマートフォン(スマホ)の操作、重たい荷物を運ぶなど、知らず知らずのうちに手指、腕を酷使していませんか。ここで一度心身の調子を点検し、整えてガス欠を防ぎましょう。
 今回は、万能つぼ「手三里(てさんり)」を使った手指体操をご紹介します。首や肩の凝り、腰痛、背中の痛み、胃腸の不調、吹き出物やにきび肌、歯痛、眼痛、喉の痛みなどの緩和、さらには不安、落ち込みといった精神的な症状にもお勧めです。
 つぼの刺激と筋肉の動きは呼吸に合わせて行います。どこでもできる簡単な体操を通して、丁寧に自分の心と体に向き合う時間をつくり、年末に向かいましょう。


腕のつぼ刺激で呼吸を整える

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つぼ 手三里

手の甲側、肘を曲げたときにできる横じわから、親指側の骨に沿って手の方向に指3本分のところにあります。軽く押すとじんわりとした痛みを感じます。


基本の動き

(1)右肘を曲げて、左手でつかみます。左手の親指は右腕の内側に、中指は手三里に当たるようなポジションです。

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(2)手三里を押さえ、息を吐きながら右手のひらを半回転させ前へ向けます。

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(3)右腕を前へ伸ばして指先を開き、息を吐き切ります。息を吸いながら(1)に戻ります。3回行ったら左腕に替え同じ動きをします。

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ポイント
息は口から吐き、鼻から吸います。体操は呼吸に合わせ、1回につき20秒ほどかけてゆっくりと行います。