カボスの取材で竹田市へ
カボス生産量のほぼ100%が大分県産です。カボスやスダチ、ユズなどは生で食べるより香りや酸味を利用することが多く「香酸柑橘類」と呼ばれます。カボスはスダチより大きく、果汁がたっぷりで酸味がまろやかなのが特徴です。
産地の竹田市へ取材に訪れたのは7月7日、梅雨まっただ中の小雨模様。カボス生産者の河野さんのハウスを訪れると、「ふぅわ~っ」と爽やかな香りに包まれました。
このハウスのカボスは樹齢30年、雨や風に当たらないため、きれいな肌の品質のよいカボスがいっぱいです。収穫のサイズを見極めるには「輪っか」を当ててみます。MサイズとLサイズでは収入に大きな差が出るので、収穫も慎重です。
8月のお盆明けから露地栽培のカボス収穫が本格化します。最盛期には早朝5時から1日に1人300㎏は収穫するといいます。
美容と健康にいいクエン酸やビタミンCがたっぷりです。カボスの酸味は減塩効果も期待できます。果汁をギュッとしぼって味噌汁や揚げ物、焼き物、ドレッシング、焼酎やカクテルなどの飲み物、デザートなど使い方は千差万別。緑色の皮も風味がいいのですりおろしてぜひどうぞ。
詳しくはApron9月号の「ふるさと探訪」をご覧ください。