夏の高原野菜代表「レタス」
高原で育つ「レタス」が収穫の最盛期となりました。長野県はレタスの生産量全国一。中でも八ヶ岳の麓、標高1,000mを超える広大な高原地帯に位置する川上村で、県内の約35%のレタスが生産されています。川上村は信濃川に注ぐ千曲川の源流があり、太陽と水に恵まれた「高原野菜」発祥の土地。川上村産のレタスはふんわりとして、甘みがあると市場で高い評価を得ています。
レタス畑を訪れると、夏は冷涼と思いきや、日差しが強く照りつけ…暑い!夏の平均気温は23~24℃とはいえ、日中は30℃を超すことも多いとか。一方で、夜は18℃まで下がります。その昼夜の寒暖差がシャキッと爽やかなレタスを育みます。出荷期間は6月中旬から10月下旬まで。
収穫は夜中の1時過ぎから午前中いっぱい続きます。レタスの鮮度を保つために気温の低いうちが勝負。レタス専用の包丁を使って、手作業でひと玉ずつ丁寧に収穫します。「包丁は必ず毎日研ぎます」とレタス栽培歴約40年の高橋さん。ベテランの基本です。
出荷は早朝6時から。集荷場では「真空予冷機」で5℃まで急速冷却し、次々と輸送トラックに積み込みます。トラック内の温度も5℃を保ち、鮮度をキープしたまま当日のうちに市場や店頭へ。
暑さで食欲の出ない時などにも、フレッシュでみずみずしく、シャッキシャキ!のレタスを是非どうぞ。