2015.10.08

「冬野菜たっぷり料理」を撮影しました

Img_5905_rApron12月号のわが家の味は「冬野菜たっぷり料理」です。煮物や煮込みにするとかさが減ってたくさん食べられますね。
最初は「長ねぎと牛肉の煮込み」です。長ねぎはたっぷり5本も使いますが、トロトロになって肉のうま味と昆布のだしがしみてとてもおいしいです。薄味に仕上げてあるので、たっぷり食べられます。煮込むときにゆで卵を加えると、子どもが喜んで食べるとのアドバイスに従って卵を加えてみました。


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次は「豚かす汁」です。豚肉に里いも、にんじん、大根、しいたけ、こんにゃくが入って、味噌と酒粕で調味するかす汁です。寒い冬にカラダが温まる一品です。けんちん汁や豚汁とともにレパートリーのひとつに加えたい汁物です。





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最後は「手羽元と冬野菜の煮物」です。鶏手羽元とにんじん、ごぼう、かぶ、油揚げが入った和風煮物です。鶏手羽元の肉はホロッとはずれます。ホッとするおいしさで大満足間違いなしです。
詳しいレシピはApron12月号をご覧ください。



2015.09.25

いちじくの里「多伎」(たき)

Img_5494_r島根県出雲市多伎町はいちじくの里として有名です。栽培されているいちじくの品種は「蓬莱柿」(ほうらいし)という品種で、約360年前に中国から伝わったといわれています。








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果実は60~80gでやや小ぶりですが、独特の風味と甘み、コクがあり「多伎いちじく」というブランド名で人気です。








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熟すと口が割れて、果肉が柔らかく傷みやすいため、地元消費がほとんどでしたが、流通が改善され、今では全国に出荷されています。それでも、出荷の箱詰め作業は神経を使います。







Img_5520_rとてもデリケートな果物で雨が降ると傷みやすく収穫ができません。口が開きすぎたものなど生菓で出荷できないものを活用するため、「多伎町農産物集出荷処理加工施設」を設立。今では、ジャムや姿煮、干しいちじく、ゼリー、ドレッシングなどに加工し、希少な品種の蓬莱柿を一年中楽しむことができます。「多伎いちじく館」や「道の駅キララ多伎」をはじめ、JAタウン「しまね・うまいもんくらぶ」で販売していますので、興味のある方はぜひどうぞ。






2015.09.04

種いもの産地へ

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北海道はいわずと知れた日本一のじゃがいも産地。じゃがいもは種をまいて育てるのではなく、種いもとよばれるいもを植えて栽培します。今回はこの種いもの道外出荷量が日本一というJAそらち南を訪ねました。



 

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じゃがいもはウィルス病や細菌病などの病害にかかりやすく、種いもの健全性が収穫に大きく影響する作物です。種いもは植物防疫法にもとづく検査が義務づけられており、集荷販売業者も登録を受けた業者以外は取扱いができません。この種いもを1947年から生産・販売しているのが北海道空知南部に位置する由仁町・栗山町を管内とするJAそらち南です。

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種いもは植え付け前の土壌検診から始まり、管理作業などとても手間がかかり、専門的な知識や経験など栽培技術も高度なものが必要となります。生産者も登録制です。国が行う検査も栽培前と栽培期間中、収穫後と合計5回にわたって行われ、すべての検査に合格した種いもには種馬鈴しょ検査合格証明書が出され、出荷袋・段ボール箱には合格証票が付けられます。


Img_5412_rJAそらち南で栽培した種いもは日本全国、遠く南の九州奄美地方まで送られています。
家庭菜園でじゃがいもを育てる場合も、前回収穫したものや食品として買ったものを使わずに、必ず種いもを購入して収量アップをめざしてください。



 

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2015.09.02

11月号の料理撮影をしました

Img_5344_rApron11月号のわが家の味のテーマは「使える!ながいもメニュー」です。ながいもは刻んだものを生で食べればシャキシャキ感、熱を加えてホクホク感などのほか、トロトロ、フワフワなどさまざまな食感が楽しめる食材です。
最初は「ながいものそぼろ煮」です。里いもでおなじみのそぼろ煮をながいもで。しょうが風味で、最後にゆず皮を飾って仕上げます。しみじみ日本の秋を堪能できる一品です。



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次は「ながいものドリア風」です。ピラフの上にすったながいもを流し、とろけるチーズと国産パプリカまたはカラーピーマンをのせてオーブンで焼きます。ピラフのとろろかけ。アツアツとろ~り状態を召し上がれ!



Img_5351_r最後は「ふわっとかき揚げ」です。ながいもと合わせるのはちくわと春菊。ながいもは熱を加えるとホクホクと柔らかく甘みも増します。ながいもといろんな食材を組み合わせて好みのかき揚げ作ってみるのもいいですね。どうぞお楽しみください。
詳しくはApron11月号をご覧ください。


2015.08.11

夏の高原野菜代表「レタス」

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高原で育つ「レタス」が収穫の最盛期となりました。長野県はレタスの生産量全国一。中でも八ヶ岳の麓、標高1,000mを超える広大な高原地帯に位置する川上村で、県内の約35%のレタスが生産されています。川上村は信濃川に注ぐ千曲川の源流があり、太陽と水に恵まれた「高原野菜」発祥の土地。川上村産のレタスはふんわりとして、甘みがあると市場で高い評価を得ています。

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レタス畑を訪れると、夏は冷涼と思いきや、日差しが強く照りつけ…暑い!夏の平均気温は23~24℃とはいえ、日中は30℃を超すことも多いとか。一方で、夜は18℃まで下がります。その昼夜の寒暖差がシャキッと爽やかなレタスを育みます。出荷期間は6月中旬から10月下旬まで。



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収穫は夜中の1時過ぎから午前中いっぱい続きます。レタスの鮮度を保つために気温の低いうちが勝負。レタス専用の包丁を使って、手作業でひと玉ずつ丁寧に収穫します。「包丁は必ず毎日研ぎます」とレタス栽培歴約40年の高橋さん。ベテランの基本です。

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出荷は早朝6時から。集荷場では「真空予冷機」で5℃まで急速冷却し、次々と輸送トラックに積み込みます。トラック内の温度も5℃を保ち、鮮度をキープしたまま当日のうちに市場や店頭へ。

暑さで食欲の出ない時などにも、フレッシュでみずみずしく、シャッキシャキ!のレタスを是非どうぞ。



2015.08.03

牛肉料理を撮影しました!

Apron10月号のわが家の味は「簡単でおいしい牛肉レシピ」です。牛肉はみんな大好き、食卓にのぼると思わずテンションがUPしますね。今回もごはんによく合う牛肉レシピ3品を撮影しました。

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最初は「牛肉の野菜チーズ巻き」です。キャベツとにんじんのせん切りとスライスチーズを牛薄切り肉にのせて巻いて、フライパンで焼きます。アクセントに練り辛しをぬっているので、ピリッと味が引き締まります。子ども用には辛子をぬいてどうぞ。牛肉とチーズ、たっぷり野菜で栄養バランスのいい1品です。





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次は「牛肉と春雨の炒め物」です。牛肉(もも冷しゃぶ用)とピーマン、にんじん、青ねぎ、そして春雨が入った炒め物です。味付けは中華スープと豆板醤で、韓国料理のチャプチェ風です。







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最後は「ビーフマリネ」です。牛薄切り肉をオリーブ油で焼き、ポン酢とラー油、にんにく、黒こしょうで作ったマリネ液に漬けこみます。たっぷりのさらしタマネギとともにどうぞ。あっさり、さっぱりといただけます。ビールやワインのおつまみにもぴったりですよ。







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今月のおすすめレシピは「根菜たっぷりスープカレー」です。大根、にんじん、レンコン、ごぼう、さつまいもなどの根菜がゴロゴロ。鶏肉も入って食べ応え十分です。これから寒くなる季節にカラダが温まります。
詳しいレシピはApron10月号をご覧ください。




2015.07.21

上州和牛の取材に行きました!

Img_5162__r首都圏に近い群馬県で、健やかに育てられている「上州和牛」。優秀な血統の黒毛和種に成長に合わせた専用飼料を与えて肥育し、優れた風味とキメ細かな肉質、上質な脂は定評があり、安心・高品質な牛肉として知られます。




Img_5180_r今回訪れた群馬県太田市にある㈱加藤牧場は、肥育牛と繁殖牛を合わせて約6000頭を管理する大規模農場です。約30ヘクタールにも及ぶ畑に堆肥を還元して、トウモロコシや牧草などの粗飼料を生産し、繁殖牛の粗飼料はほぼ自家産という、循環型農業を実践しています。




Img_5188_r_2「エサがいつでも食べられて、快適な環境で過ごせることが牛にとって幸せなこと」と、エサと水は欠かさず、農場内の掃除など快適な環境づくりに努めています。
スクスクと元気に育てられた牛は、850㎏~900㎏で出荷されます。
上州牛などの食肉処理・セリ販売・食肉加工を行う㈱群馬県食肉卸売市場は対米・対EUへの輸出認定を受けており、加藤牧場の肉牛は日本国内はもとより、海外でも高い評価を受けています。

詳しい内容はApron9月号の「ふるさと探訪」をご覧ください。

2015.07.10

カボスの取材で竹田市へ

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カボス生産量のほぼ100%が大分県産です。カボスやスダチ、ユズなどは生で食べるより香りや酸味を利用することが多く「香酸柑橘類」と呼ばれます。カボスはスダチより大きく、果汁がたっぷりで酸味がまろやかなのが特徴です。

産地の竹田市へ取材に訪れたのは7月7日、梅雨まっただ中の小雨模様。カボス生産者の河野さんのハウスを訪れると、「ふぅわ~っ」と爽やかな香りに包まれました。

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このハウスのカボスは樹齢30年、雨や風に当たらないため、きれいな肌の品質のよいカボスがいっぱいです。収穫のサイズを見極めるには「輪っか」を当ててみます。MサイズとLサイズでは収入に大きな差が出るので、収穫も慎重です。

8月のお盆明けから露地栽培のカボス収穫が本格化します。最盛期には早朝5時から1日に1人300㎏は収穫するといいます。



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美容と健康にいいクエン酸やビタミンCがたっぷりです。カボスの酸味は減塩効果も期待できます。果汁をギュッとしぼって味噌汁や揚げ物、焼き物、ドレッシング、焼酎やカクテルなどの飲み物、デザートなど使い方は千差万別。緑色の皮も風味がいいのですりおろしてぜひどうぞ。
詳しくはApron9月号の「ふるさと探訪」をご覧ください。



 

2015.07.08

豆腐料理を撮影しました!

Apron9月号のわが家の味は「パパッと豆腐でごはん」です。
使いやすい食材なので常備している家庭も多いのでは?口当たりもよく、食べやすいのでどの世代でも人気ですね。今回もごはんがすすむ豆腐のおかず3品です。

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まず、「あっさり豆腐ハンバーグ」です。カロリー控えめでよく豆腐を利用したハンバーグを作りますが、これは切干大根と芽ひじき、枝豆入りで栄養バランス、彩ともに抜群の一品です。今回はきのこあんをかけましたが、おろしポン酢で食べたらもっとさっぱりカロリーオフで楽しめます。



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次は「中華風ふわっ、とろっ豆腐」です。ごはんにかけて食べるとグッド!との応募者のアドバイスに従って、丼にしました。しょうが風味のよくきいた口当たりの良い具がごはんとよくあいます

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 最後は「焼き豆腐の蒲焼き風」です。甘辛いタレに絡まって全体が茶色でよくわかりませんが、焼き豆腐に豚肉を巻いてフライパンで焼き、煮汁で煮詰めています。仕上げに粉山椒をふって、まさに蒲焼き風。ごはんを何杯もお代わりできそうです。
詳しいレシピはApron9月号をご覧ください。

2015.06.17

辛くない大型唐辛子「万願寺甘とう」

Img_4973_r京都府舞鶴市で生まれ育った「万願寺甘とう」は、JA京都にのくに管内(舞鶴市、綾部市・福知山市)で生産・出荷されています。京のブランド産品に認証された伝統の味を守り引き継ぐため、タネを厳しく管理し、管内2ヵ所にある選果場で1本1本ていねいに選別された確かなものだけを出荷しています。出荷は5月中旬から11月いっぱいまで続き、夏場に最盛期をむかえます。




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収穫がはじまっているハウスを訪ねると、白い小さな花が次々と咲いています。花が咲いて収穫できるようになるまで25日前後かかるといいます。栽培の一番のポイントは「水管理」。まだ60~70㎝くらいの背丈しかありませんが、150~160㎝くらいまで生長させて、11月まで収穫を続けます。





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肉厚で柔らかく、甘みとジューシーさが人気。夏の京野菜として欠かせない存在です。
ビタミンAとC、食物繊維などを豊富に含み、タネが少ないので、焼く、煮る、揚げるなどいろいろな料理が楽しめます。
詳しくはApron8月号「ふるさと探訪」をご覧ください。




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