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2023年2月

2023年2月24日 (金)

ライオンの季節

気象予報士●檜山靖洋


 子どもの頃の学校の帰り道、道端の綿毛をふーっと飛ばして、よく遊びました。早春から咲きだすタンポポの話です。タンポポの花や綿毛の様子を思い出すことは簡単だと思いますが、葉の形は思い出せますか? ギザギザしていると答えられれば大正解です。この葉の形がライオンの歯に似ていることから、タンポポの英語名は、ライオンの歯を意味する「ダンデライオン」といいます。
 英国の天気のことわざで、「3月はライオンのようにやって来て、子羊のように去る」というものがあります。低気圧が発達し、風が強まり荒れた天気となることが多い時期ですが、嵐が過ぎ去った後は、穏やかな春の日差しが降り注ぎます。
 3月はライオンの季節です。何かと忙しい年度末ですが、「獅子奮迅」の働きで頑張りましょう。

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気象予報士・防災士
檜山靖洋(ひやまやすひろ)
1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。
朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中。

グーとパーの体操でエネルギーを循環

健康生活研究所所長●堤 喜久雄


 介護施設でも好評のグーとパーを使った体操をご紹介します。運動が苦手な人や高齢者でも行いやすく、かつ効果の高い体操です。基本の動きができるようになったら、体操の動きのリズムに合わせて「いち、に、さん、し」と声に出して行うとなお良いです。
 今回が手指体操の最終回です。手指体操は手指の筋力を鍛えるだけでなく、手の指先から足の指先まで全身の血行を促し、内臓諸器官の働きを高め、脳の若さを保ち、心と体の疲れも癒やす体操です。健やかな毎日を送るために、今までご紹介してきた手指体操の一つでも続けていただければ幸いです。皆さんの健康寿命が一日でも延び、毎日が豊かになることを祈っています。


グーとパーを交互に

(1)左手をパーにして手の甲を外側に向け、右手はグーにして左手に付けます。

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(2)次に右手をパーにして手の甲を外側に向け、左手はグーにして右手に付けます。(1)と(2)を10回繰り返します。

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(3)左手をグーにし、右手はパーにして手の甲を外側に向け、中指を左手に付けます。

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(4)次に右手をグーにし、左手はパーにして手の甲を外側に向け、中指を右手に付けます。(3)と(4)を10回繰り返します。

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ポイント
(1)から(4)を1セットに5回繰り返します。ゆっくりで良いので動きを正確に行うことを意識しましょう。パーは手のひらの筋肉も伸ばすイメージで指先までしっかり伸ばします。