真冬でも春キャベツが楽しめます!
灯台印のキャベツといえば千葉県銚子市。黒潮の影響でめったに雪が積もることがありませんが、今年1月28日、実に39年ぶりという大雪に見舞われました。翌日も多いところで10センチ近くも雪が残り、キャベツの収穫作業ができない状態。しかも、12月から例年にない寒さが続いており、出荷が2週間遅れとなっていたところに、今回の大雪が追い打ちをかけました。
3日後、ようやく収穫作業を再開した畑を訪ねると、
「幸い、この畑のキャベツは寒さに強い品種でよかったですよ」と語る、銚子野菜連合会のキャベツ委員長を務める高安清一さん。ゴワゴワとした大きな外葉が真ん中の玉をしっかりと包み込み寒さから守っています。銚子のキャベツの特長は真冬でも春系キャベツを出荷していること。収穫する時期や地域の気象条件などにより、10品種以上を使い分けて作付けし、年間を通して春系キャベツにこだわり生産しています。 今収穫したばかりのキャベツを切ってみると、なるほど、ふんわりと巻きのゆるい、やわらかな春キャベツです。
銚子のキャベツは10月から6月まで出荷されます。これから気温が上がるにつれ出荷が増え、5月末から6月上旬にかけてピークを迎えます。高安さんの畑では奥さんの君枝さんと息子の清弘さんの3人でピーク時には1日600箱(1箱8玉入り10㎏)以上も収穫、出荷するといいます。
みずみずしくてやわらかい、春キャベツをたくさん使って料理しましょう。
詳しくはApron4月号をご覧ください。