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2022年1月

2022年1月28日 (金)

豆まきの豆は?

気象予報士(株式会社ハレックス)●檜山靖洋

 気温の平年値を見ると、一年の中で最も低くなるのは、2月初めごろの地域が多くなっています。ちょうど立春のころです。立春を境に気温が上がり始め、寒さの底を抜けるイメージです。
 立春は一年の始まり、お正月のようなものです。その意味では、立春の前日の節分は大みそかといえます。
 節分には豆まきをします。古代中国では、大豆は鬼毒を殺し、痛みを止めるといわれていたそうです。これに倣って日本でも大豆をまくようになったといいます。まいた大豆から芽が出たら凶事が起こるとされるため、芽が出ないように大豆をいって、豆まきに使うのです。
 いり豆はちょっとしたおやつにも最適ですね。栄養もたっぷり。まだまだ余寒が厳しい日もあり、寒暖の変化が大きいため体調の管理に気を付けたい時期です。節分の日には健康のためにも年の数だけいり豆を食べましょう。

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指の間の刺激で巡りアップ

健康生活研究所所長●堤 喜久雄

 寒さもピークのこの時期、手指や足先は末端の巡りが滞りがち。気付くと冷たくなっていませんか。今回は、指先や手の冷えに効くつぼを生かした体操をご紹介しましょう。
 つぼの名前は八邪(はちじゃ)。手足の指の付け根に合計八つずつあることから名付けられました。東洋医学では八邪に刺激を与えることで、代謝や血の流れ、気の巡りが良くなるといわれています。一つずつ押すのは大変なので、たたいたり握ったり、こすったりして刺激を与えますが、今回は握る体操を行います。
 左右の動きを交互に変えることで脳の運動も同時に行います。いつでもどこでも手軽にできるので、朝晩の歯磨きタイムなど鏡の前で姿勢を確認しながら行うと、さらに効果的でしょう。

手を握ってつぼと脳を刺激

(1)両肩の位置で両手の指先を伸ばします。

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(2)左手の親指が手前に来るように左右から両手を握ります。

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(3)指先を伸ばして元の両肩の位置に戻します。

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(4)右手の親指が手前に来るように両手を握ります。以上の動作を繰り返します。

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ポイント
正しい姿勢で行うとさらに効果もアップ。両手を広げる際は、肩甲骨を意識してみましょう。