福島県に「きゅうり」の取材に行きました
福島県は夏秋きゅうりの生産量が全国一です。今回訪れたJA伊達みらいは、県内でも須賀川市に次ぐ出荷量を誇ります。
紹介していただいた佐藤清和さんは、脱サラして農業の道へ入って9年目という生産者です。「サラリーマン時代は仕事にやりがいが感じられなかったけど、農業は手応えをビシビシと感じる」と佐藤さん。奥さんの久美子さんは「まさか農家になるなんて思ってもみませんでした。野菜作りなんて何にもしたことがなくて、最初は農具の使い方もわからなかったほどでした」と笑います。「毎日が勉強の連続だけど、手をかけたらかけた 分、きゅうりはちゃんと返してくれます。それがうれしいし、やりがいに通じますね」と佐藤さん。
出荷最盛期には朝4時から収穫して、作業場で選別・箱詰め。夕方からまた日が暮れるまで収穫して、選別・箱詰めと、作業に追われる毎日が続きます。
太さや長さなどで厳しく選別されるので、どうしても下位等級のきゅうりが出てしまいます。太過ぎたり、曲がったり、短かったり…でも、そんなきゅうりは「わんぱくきゅうり」として袋詰め出 荷できるので、ムダがありません。
取材で佐藤さんのお宅にお邪魔した時、きゅうりの味噌あえをごちそうになりました。2~3㎜に薄く輪切りしたきゅうりをさっと塩でもみ、味噌であえただけだとか。さっぱりとしたきゅうりに味噌がよく合います。う~ん、ごはんのおかずにもいいし、ビールの肴にもぴったりです!簡単なのでぜひ、作ってみてください。
きゅうりは95%が水分でカラダを冷やす効果があり、夏バテ予防に有効です。JA全農福島では2006年の夏から「暑い夏にはキュウリビズ」と、きゅうりの消費拡大をPRしています。今年の夏 は特にこの「キュウリビズ」で暑さを乗り切りましょう!
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