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2012年7月の記事

2012.07.27

「しっとりジューシー、鶏肉レシピ」を撮影しました

Apron9月号のわが家の味は「しっとりジューシー、鶏肉レシピ」です。鶏肉は、値段も手ごろで部位によって食感や風味が異なりメニューが多く人気です。から揚げや焼き鳥などおなじみの応募料理が多い中から次の3品を選びました。
Rimg0287まず「鶏もも肉の味噌漬け焼き」です。味噌、しょう油、みりんなどで作ったタレに半日くらい漬けておいた後、こんがり焼くだけ。タレに、にんにくやしょうがを加えれば、ビールのおつまみに最高!ごはんもすすみます。バーベキューなどにもってこいですよ。

Rimg0296次は「鶏肉のサクサクパン粉焼き」。鶏むね肉に合わせバターをのせてオーブンで焼く、ちょっとおしゃれな一品。バターにパセリ、バジル、にんにく、チーズ、パン粉などを入れて混ぜ合わせるのが少し手間ですが、この合わせバターを作っておけば、あとは簡単。まさに、材料を切って、混ぜて、のせて、焼くだけ。オーブンから食欲をそそるいい香りがしてきます。余った合わせバターは、豚肉や牛肉などにも使えますよ!


Rimg0280最後は「鶏手羽元と大根の煮物」です。塩味で仕上げるあっさりめの味付けで、昆布と鶏肉のうま味がしみた煮物です。骨からホロリと崩れる鶏肉とだしのしみた大根が絶品。間違いなしのおいしさです。








Rimg0303おまけは、どら焼き。すぐ使える料理の基本で「粒あんの煮方」を紹介します。この手作りあんを挟んで作る「どら焼き」は、あんこを入れ放題! 生地はふかふか、しょう油がなんとも香ばしい~~ぜひ、手作りしてみましょう。
詳しいレシピはApron9月号をご覧ください。

2012.07.17

福井の「花らっきょ」を知っていますか?

6~7月の梅雨の季節は梅やらっきょう漬けのシーズンですね。カレーの付け合せになくてはならない存在のらっきょう漬けですが、3年かけて作られる福井特産「花らっきょ」を知っていますか?
Rimg0278通常のらっきょうは8月中旬から9月中旬に種球を植えつけて、翌年の6~7月に収穫しますが、花らっきょはさらにもう一年育てて、3年目の6月中旬~8月上旬に収穫します。種球は1年ごとに分球して数がどんどん増えていき、小粒になっていきます。小粒になると皮が薄く繊維が細かくなって身が締まり、シャキシャキと歯切れのよいらっきょうになります。小粒で色白、歯切れのよさが三年子花らっきょの特徴です。

Rimg0223Rimg0230福井県の三里浜砂丘で栽培される花らっきょは植付けも収穫も手作業という大変さ。収穫したらっきょうは「叺(かます)」というワラで編んだ袋に入れて切り場に運ばれます。ここでらっきょうは根と茎をきれいに切り落とされ加工場に回されます。





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小粒のらっきょうの根と茎を包丁で切り落とす作業は、それはそれは気が遠くなるほど地道で根気のいる作業です。「切り子さん」と呼ばれるこの作業をする人は、40年、50年というベテランぞろい。この地に嫁いではじめて作業をした時は不慣れで指を切ったと笑います。






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三里浜特産農協にはらっきょうの加工場があり、根切りしたらっきょうはすぐに洗浄・選別され、塩漬・加工されていきます。
通常の倍の時間をかけて一粒一粒手をかけ大切に育てられた「三年子花らっきょ」をどうぞお試しください。

泥付きのらっきょうを買い求めて漬物にする場合は、日ごとに味が落ちるので、買ったその日に塩漬するように心がけましょう。