« 2013年11月 | メイン | 2014年1月 »

2013年12月の記事

2013.12.19

埼玉伝統の縁起野菜「くわい」

Img_4377くわいは、勢いよく芽が伸び出る姿が「めでたい」「芽(目)が出る」、地下茎に子球をたくさんつけることから「子孫繁栄」の縁起物として、昔からおせち料理で珍重されています。
埼玉県の綾瀬川流域は古くから低湿地で豊富に水があり、水田で育つくわいの栽培が盛んになりました。県の伝統野菜のひとつでもあります。栽培品種は外皮が青藍色の輝きをもつ「青くわい」です。

Img_4374収穫期間は11月下旬から12月上旬まで。水底の地中に伸びた“ほふく茎”の先に育つくわいの収穫は、冷え込みが厳しいこの季節、水が張られた田んぼでの作業が続きます。主に正月の準備に合わせて出荷される季節商品のため、短期集中の作業です。




Img_4410煮しめにしておせちでいただくのは定番ですが、生産者の方は、小ぶりのクワイをそのまま丸ごと素揚げにして手軽に食べているそうです。薄切りにして揚げたくわいチップスはサクサクとしてお酒のつまみに最高だとか。是非お試しください!






Img_4414_s和食が無形文化遺産に登録されたのを機会に、正月のおせち料理などの食文化、地域の伝統的な食材などの大切さを改めて見つめ直してみてはいかがでしょうか。

2013.12.11

被災農家「いちご団地」で出荷開始

Img_0465東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けたいちご産地、宮城県亘理町と山元町では、国からの復興交付金などを活用した「いちご団地」が整備され、地域ブランド「仙台いちご」の出荷が始まりました。






Img_0474これまでの土耕栽培から最新の溶液栽培と、すべてが一からの出発となりましたが、3年ぶりの収穫に笑顔があふれます。


 

 

Img_0486

 

 

JAみやぎ亘理では、亘理、山元両町にあったいちご生産部会と選果場をひとつにまとめ、効率的な生産・集荷体制を整えました。11月6日に初出荷を迎え、これからクリスマス、年末年始と出荷量が増し、6月中旬頃まで続きます。
真新しい共同選果場、広大な敷地に建ち並ぶいちご団地の大型ハウスの中では、いちごの実がどんどん色づいています。

 

Img_0490仙台いちごは「とちおとめ」と「もういっこ」の2つの品種があります。東北一の産地復活への歩みは着実に進んでいます。
詳しい内容はApron3月号の「ふるさと探訪」をご覧ください。

2013.12.03

乾しいたけを使った料理を撮影!

Apron2月号のわが家の味は「乾しいたけを使った料理」です。じっくり水で戻した乾しいたけの戻し汁はうま味がたっぷり。ダシ汁として煮物やスープなどに残さず使い切りましょう。

Img_0447最初は「しいたけみそ」とこのみそを使った「鶏ささみフライ」です。ごま油で炒めた「しいたけみそ」はホカホカごはんにのせたり、おにぎりの具にしてもおいしいです。淡白なささみ肉に挟んでフライにすると、乾しいたけのうま味がいっそうひきたちます。






Img_0440次は「乾しいたけと鶏皮の赤みそ煮」です。コラーゲンたっぷりで、ごはんにもおつまみにも最適です!とハガキにコメントがついていました。牛すじで煮込むより、短時間でお手軽とも。





 

Img_0444根菜類を加えて具沢山にして大鍋で作るとおいしさもひとしおですよ。


 

Img_0451最後は「乾しいたけのリゾット風おじや」です。乾しいたけの戻し汁と牛乳で作るおじや。具はしいたけとトマト、ちりめんじゃこ。仕上げにみそを溶き、粉チーズと三つ葉を散らして出来上がり!和と洋がベストマッチしたおいしさです。






Img_0459おまけはお雛様用のかわいらしい「ちらし寿司」。いつものちらし寿司も盛り方、合わせ方で見た目がぜんぜん違いますね。もう春がきたような気分になりますね。
詳しいレシピはApron2月号をご覧ください。