柔らかくて甘い、シャキシャキの「黄ニラ」をどうぞ
青ニラを光を遮って軟白栽培したものが「黄ニラ」です。たねは同じですが、収穫までの栽培日数や手間は倍以上という貴重品です。繊維が柔らかくて甘く、香りも上品。中華料理では高級食材として利用されます。
岡山で黄ニラの栽培が始まったのは、明治の初めごろといわれ、現在では全国生産量の7割を占める日本一の産地となっています。20年ほど前から周年出荷されていますが、寒さの中でエネルギーを溜めこんだ冬が最盛期です。
デリケートな野菜のため、収穫から水洗い、天日干し、箱詰めなどすべてが手作業。やさしく扱わないと折れたり、切れたりして商品価値がなくなってしまいます。
ニラといってもそんなに香りが強くないので、生のまま刻んでみそ汁や冷奴の薬味にしたり、さっとゆでておひたし、炒め物など何でも使えます。
地元の岡山では郷土料理の「ばら寿司」とコラボ、黄ニラを錦糸たまごの代わりに使用した「黄ニラばら寿司」が食べられるお店があるので、チェックしてみてください。