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2014年8月の記事

2014.08.12

「野菜の煮物」を撮影しました!

Apron10月号のわが家の味は「人気の野菜の煮物」です。定番のなすや里いも、切り干し大根など、たくさんの応募の中から次の3点を選びました。いずれもやさしい味わいで、野菜の味がしっかり楽しめる料理です。

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最初は「秋野菜と鶏肉の煮物」です。じゃがいも、れんこん、ごぼう、かぼちゃ、なすなどの秋野菜に鶏肉を加えます。野菜は素揚げして、鶏肉は片栗粉を付けて揚げてからだし汁でサッと煮ます。仕上げに片栗粉でとろみをつけて。野菜の揚げ出し風ですね。






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次は「青梗菜とワンタンのそぼろ煮」です。鶏ガラスープで煮て、ごま油で風味をつけて仕上げる中華風煮物です。ワンタンの皮が麺代わりでボリュームが出て、皮からとろみもつきます。





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最後は「かぼちゃとツナの卵とじ煮」です。ツナのうま味とかぼちゃの甘みを卵が全部受けとめます。「卵をトロトロ半熟状で火を止めて、ごはんにのせてもおいしい」と、応募者のコメント。子どもに大人気の一品になること間違いなしです!



 

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おまけは、すぐ使える料理の基本の「コーンクリームコロッケ」です。コーンは夏に冷凍しておいた粒コーンや缶詰を使ってどうぞ。コロッケ用のホワイトソースは小麦粉の量を多めにして、固めに仕上げるのがコツです。
手作りホワイトソースで作るクリームコロッケの味は格別ですよ。

詳しい内容はApron10月号をご覧ください。

 

2014.08.07

コンパクトサイズの「ねぎたん♩♩」

6単身世帯の増加などで、一度に食べ切れる小さなサイズの野菜が脚光を浴びています。買物した時の持ち運びやすさはもちろん、ムダを出さないエコな野菜としても人気があります。
そんな中、富山県が「短いねぎ」を研究開発し、平成18年に品種登録。翌19年に「ねぎたん♩♩」という商標を取得し、とやまオリジナルブランドとして生産・出荷を開始しました。




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通常の白ねぎの出荷規格は全長60㎝で、白い部分の軟白部は30㎝以上と決められていますが、「ねぎたん♩♩」は全長40㎝、軟白部は20㎝というコンパクトサイズです。
買い物袋や冷蔵庫にすっきり収まり、一度で食べ切れるというのが特徴です。短くても太さがあるので1本当たりの重量は通常のねぎと同程度。丈が短い分、生育期間が短く、定植時の溝掘りが不要、土寄せの回数が少ないなど、省力化が図られていますが、真夏の作業は厳しく身に堪えます。

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夏場はそうめんなど麺類の薬味として大活躍のねぎですが、「ねぎたん♩♩」は熱を加えると甘味が際立ち、おいしさが増します。焼きねぎや蒸しねぎにしてサラダやマリネにしたり、豚肉と合わせて串焼き、炒め物などにすると夏バテ防止にぴったりです。辛味が少なく柔らかいので、ねぎ嫌いの子どもにもおすすめです。
富山県内のほか、関東でも9月いっぱいまで出荷していますので、ぜひお楽しみください。



 

2014.08.05

すももの王様「貴陽」

33大玉で紅紫色のすもも「貴陽」は、JAこま野管内の山梨県南アルプス市で生まれた品種です。平均で200g前後、大きなものは300gを超える重さがあり、“世界一重いスモモ”としてギネス世界記録に認定されています。
桃に匹敵する糖度と大きさ、酸味はやわらかく、果汁たっぷりの濃厚な味わいでスモモの評価を高めています。7月29日に初めて東京・大田市場で貴陽の品評会が行われ、最優秀賞は10万円(1箱6個)で落札されました!










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栽培が難しい品種で、他のスモモに比べて3倍の労力がかかるといいます。人工授粉を5~6回繰り返してやっと結実し、雨に弱く裂果しやすいため一つ一つ傘かけをします。高品質な貴陽を育てるには、生産者のさまざまな工夫と努力が欠かせません。出荷期間は7月下旬から8月中旬まで。果皮にヒビ状の紋様が多くあり、その色が黄色味を帯びているもの、軸の周りを囲む筋が均一に入っているものがおいしく熟しているサイン。

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完熟の貴陽は、赤みを帯びた濃い黄色の果肉から、甘い果汁があふれます。種離れがよくクシ状に切り分けると食べやすく、皮ごと食べても気になりません。大きさ、味わいと、今までのスモモのイメージをくつがえす貴陽をぜひ味わってみてください。