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2011年9月の記事

2011.09.27

石巻の田んぼ・・・稲が実りました

東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市。

津波の影響でJAいしのまき管内の水田12000ヘクタールのうち、3分の1にあたる約4000ヘクタールが冠水などの被害を受けました。

がれきの撤去や除塩などの必死の作業を行い、最終的には1000ヘクタールを除いて田植えを終了することができました。

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震災から半年、宮城米の収穫を間近に控えた石巻市の産地を訪れました。

重く垂れ下がった稲穂が一面に広がる田んぼだけをみれば、本当にここが震災のあった石巻なのかと錯覚するほど。

しかし、いまだに市街のあちこちの信号機は消えたまま、道路は亀裂が入ったり陥没したりで凸凹状態。

家の一階部分は津波で流されほとんど住める状態ではありません。

黄金色に実った田んぼを前に「ここまでこれたのが奇跡」という生産者の声が心に重く響きます。

自然の猛威によって何もかもが破壊された3月。」

そして自然の恵みに感謝する10月の到来です。  Rimg0032

「立ち止まっていたら何もはじまらない、今まで以上においしいものを」という生産者のみなさんの思いがつまった宮城米です。

 宮城県は「ササニシキ」と「ひとめぼれ」の誕生地です。本場の味をぜひお楽しみください。

11月号の料理を撮影しました!

実りの秋、食欲の秋。

待ちに待った新米の季節到来ですね。

Apron11月号のわが家の味は「ピカピカ新米の炊き込みご飯」です。

最初は「里いもの味噌炊き込みご飯」です。

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ほっくり里いもに、味噌の味付け。ベーコンが入ってコクもでます。炊き上がり炊飯器のフタを開けた瞬間、香ばしい味噌とベーコンの香りがふんわり漂いました。仕上げにわかめを混ぜるのがポイント。海のものと里のものが出会います。

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にんじんとかぼちゃをゆでて型抜きしたものを飾って、彩もあざやかに秋本番の炊き込みご飯の出来上がり!

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次は「キムチ炊き込みご飯」

ごま油で米と鶏肉を炒めてから、キムチを加えてだし汁で炊きます。キムチの量はお好みで。

米をごま油で炒めるのがポイント!ここを省くと、いまひとつおいしさに欠けます。

ナムルや温泉たまごをのせればビビンバとしても楽しめます。

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最後はれんこんのシャキシャキ感を楽しむ「豚ばら肉とれんこんの炊き込みご飯」

あっさり薄味ですが、豚ばら肉の脂がごはんによくしみて、れんこんの歯ごたえも心地よくおいしいです。ぎんなんを加えて、秋をたっぷり楽しんでみました。下ごしらえの手間もかからないので手軽に作れます。

いずれも炊飯器で簡単に作れます。フタを開けた瞬間の感動ともども、いろいろな炊き込みご飯を楽しみましょう。(詳しいレシピはApron11月号の「わが家の味」をご覧ください)