石巻の田んぼ・・・稲が実りました
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市。
津波の影響でJAいしのまき管内の水田1万2000ヘクタールのうち、3分の1にあたる約4000ヘクタールが冠水などの被害を受けました。
がれきの撤去や除塩などの必死の作業を行い、最終的には1000ヘクタールを除いて田植えを終了することができました。
震災から半年、宮城米の収穫を間近に控えた石巻市の産地を訪れました。
重く垂れ下がった稲穂が一面に広がる田んぼだけをみれば、本当にここが震災のあった石巻なのかと錯覚するほど。
しかし、いまだに市街のあちこちの信号機は消えたまま、道路は亀裂が入ったり陥没したりで凸凹状態。
家の一階部分は津波で流されほとんど住める状態ではありません。
黄金色に実った田んぼを前に「ここまでこれたのが奇跡」という生産者の声が心に重く響きます。
自然の猛威によって何もかもが破壊された3月。」
「立ち止まっていたら何もはじまらない、今まで以上においしいものを」という生産者のみなさんの思いがつまった宮城米です。
宮城県は「ササニシキ」と「ひとめぼれ」の誕生地です。本場の味をぜひお楽しみください。
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