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2012.09.19

酒をつくる米「五百万石」

Img_2645おいしい日本酒ができるのは、良質な米があってこそ。米どころ、新潟県は全国有数の酒どころでもあります。
私たちが普段食べているお米とは別に、日本酒の原料となる酒造好適米「五百万石」は、昭和32年に新潟県で誕生した品種。今では各地で栽培され、日本酒づくりに欠かせない代表的な品種となっています。
取材に訪れると、真っ青な空の下、黄金色の稲穂が一面に広がる田んぼで五百万石の収穫をしていました。収穫適期は8月下旬から9月上旬にかけてのほんの数日間。天気を見計らって、それーっ!とばかりに一気に刈り取ります。

 

Img_2647新潟県中越地域。冬は深い雪に覆われ、春になると信濃川に豊かな雪解け水が注ぎ込み田んぼを潤します。昼夜の寒暖差もあり、米づくりに恵まれた自然環境があります。

Img_2661JA越後さんとうではその環境を活かしつつ、古くから、コシヒカリなどのうるち米はもちろん、酒造好適米の栽培にも力を注いできました。
よい酒をつくるには、米のタンパク含有量が大きくかかわってきます。実はこの米、人工衛星の画像でタンパク量を解析し、管理されているのです。米の生産者、地元の酒造会社と連携をとり、長年の経験とデータ管理を徹底して作られる、こだわりの五百万石。
今年の新酒、早いものは11月に仕上がります。日本酒がおいしくなる季節ですね。
詳しくはApron12月号で紹介しますのでご覧ください。