新食感、山口県のオリジナル柑橘「せとみ」
「せとみ」は、瀬戸内海に浮かぶみかんの島として有名な周防大島町で栽培されています。
清見と吉浦ポンカンをかけあわせて、20年余りの歳月をかけて平成16年にデビューした山口県のオリジナル品種です。果実の大きさは温州みかんの倍近くあり、デコポンより糖度が高く甘いのが自慢です。大きくてもみかんのように手で皮をむくことができ、中袋も薄いのでそのまま食べられます。
年を越して1月下旬から2月上旬に収穫し、1ヵ月間貯蔵してから出荷します。貯蔵することで酸が減り、味がまろやかになりコクがますのだそうです。農家にとっては寒波に合うリスクや袋がけ、貯蔵などの手間がかかる難しい品種ですが、おいしさは一級品です。
出荷された「せとみ」は、選果場で光センサーを使って糖度と酸度を測定して出荷します。さらに、一定基準の糖度と酸度をクリアし品質のよいものは「ゆめほっぺ」というプレミアム柑橘として出荷されます。ほっぺがおちるほどおいしいみかん、という意味で名づけられた「ゆめほっぺ」は、生産者の夢をのせて消費者のもとへ届けられます。
糖と酸の絶妙なバランスとプチプチとはじけるような食感をどうぞお楽しみください。