2013.10.31

ゆず王国、北川村

Img_0328高知県は日本一のゆず産地です。
なかでも北川村は、ゆずの木が自生するなど自然条件が栽培に適しており、高知県内のゆず生産量の6分の1を占める「ゆず王国」です。
しかも、坂本龍馬と並ぶ幕末の志士、中岡慎太郎がゆず栽培を奨励したのがはじまりとされる、歴史ある産地です。






Img_0336北川村にある「中岡慎太郎館」のそばには、慎太郎柚園がありますので、興味のある方はぜひお立ち寄りください。

10月下旬から12月上旬がゆずの収穫最盛期です。
北川村がゆずの香りでいっぱいになる頃、また訪れる予定なので、再度ご報告いたします。







2013.10.04

「おもてなし」料理を撮影しました

 はやくも12月号の撮影です。わが家の味は、偶然にも話題の「お・も・て・な・し」料理です。年末年始、クリスマスや忘年会、新年会などで友人を招いてホームパーティを開く機会も多くなります。そんな時、大活躍してくれる簡単で見栄えのする料理を選んでみました。

Img_0309まずは「豆腐のカプレーゼ」です。モッツアレラチーズを豆腐に替えて、仕上げのかつおぶしまで、まさに和風オードブル。あっさりとした中にもベーコンとオリーブ油のソースが効いて、イタリアンな雰囲気も残しています。






Img_0315次は「しば漬けのかき揚げ」です。たまねぎ、しば漬け、干しえびと、まさに「おっ!」とびっくりの取り合わせ。しば漬けの酸味と食感がいいですね。大葉はなるべく大きなもので揚げると彩りがきれいです。




 

Img_0305最後は「カラフルミートカナッペ」です。豚ヒレ肉を薄くのばし、上に明太子とチーズをのせてオーブンで焼きます。ビールやワインによくあう一品。冷めるとチーズが固まるので、熱々のうちにどうぞ!






 

Img_0317今回のおもてなし料理3品とほそ長いお皿にのっているのは「変わりおせち3品」。左上はその中の1品「なます」です。さぁ、どーぞ召し上がれ!
詳しいレシピはApron12月号をご覧ください。







 

2013.09.18

幻のもち米は甲賀にあり

Img_0280_2滋賀県甲賀市はいわずと知れた「甲賀忍者の里」。中山間地の小佐治地区で生産されるもち米「滋賀羽二重糯」(しがはぶたえもち)は、きめ細やかでコシと粘りがあると高い評価を受ける全国でも希少な品種です。







Img_0278この幻のもち米を使ったおもちを地域の特産品として、町おこしをしている農業法人が「有限会社 甲賀もち工房」です。一番人気の「よもぎ餡もち」や5種類の味が楽しめる「忍者もち」をはじめ、もち米を米粉に加工して、たい焼き、ワッフル、うどんなどを次々と開発しています。












Img_0291レストラン「もちもちハウス」では、これらの餅メニューが味わえ、さまざまな加工品を購入することもできます。
さっそくいただいたのは「近江米めん」です。甲賀産のうるち米「キヌヒカリ」ともち米「滋賀羽二重糯」を使った「近江米めん」は、つるつるっとした食感がよく、あっさりとして食べやすいですよ。焼き立ての香ばしい切りもちが力もちとして入っています。腹持ちもよくおすすめのメニューですよ。
滋賀県甲賀市を訪れた際は「もちもちハウス」にぜひお立ち寄りください。


Img_0254町のいたる所で見られる忍者の里ならではの「飛び出し注意」の看板。同じものはない手作りのあじが出ています!

2013.09.03

もち米を使った料理を撮影しました!

Apron11月号のわが家の味は「もち米を使った料理」です。お餅や赤飯などのイメージが強いもち米。駅弁で人気の「いかめし」をはじめ、おこわで楽しむ料理の応募が多くありました。そんな中、選ばれたのは次の3品です。

Img_0215まず、「中華おこわ」です。具は鶏肉、たけのこ、しいたけ、干しエビ、ぎんなん。しょう油の色が濃くみえますが、味はコクありません。竹の皮で1個ずつ包むのは面倒ですが、下に敷くだけでも雰囲気がでますね。







Img_0220次は「鮭のミルク炊きおこわ」です。炊飯器にもち米、鮭、にんじん、しめじの具を入れ、牛乳とだし汁で炊き上げます。鮭のうまみと牛乳が不思議とよく合う、もっちりおこわです。








Img_0230最後は「さつまいもおはぎ」。もち米とさつまいもを混ぜてつぶしたおはぎで、あんこ、きなこ、ごまの3種類の味が楽しめます。腹持ちがいいので、小さ目に作ると食べやすいですよ。
詳しい内容はApron11月号をご覧ください。



Img_0249おまけは「ピーチパイ」。サクサクッと軽くて歯ざわりのいいパイに桃のやわらかくてやさしい甘さがたまらなくおいしいですよ!桃が食べたくなったでしょ?今月いっぱいでほとんどの出荷が終わってしまうので、お早目にどうぞ。来年までおあずけになってしまいますよ!!

2013.08.22

10月号の料理を撮影しました

Img_0095Apron10月号のわが家の味は「ホクホクさつまいも料理」です。
カメラのセッティングをして、ランチョンマットを敷き、料理を待ちます。








Img_0101フライパンで蒸し焼きにされたホクホクのさつまいもと焼き色がついた鶏肉がとてもおいしそうな「さつまいもと鶏肉の甘辛炒め」です。









Img_0104しょう油とはちみつのタレをかけて、はい完成です。
 10月号はさつまいも料理のほか、特集として「アウトドア料理」も掲載します。自然の中で豪快に楽しみたい料理が満載なので、ぜひご覧ください。







Img_0115料理の先生が手作りしている梅干しに入っていた赤しそをベランダで干していました。猛暑でカリッカリに干し上がった赤しそは、ごはんがすすむ「ゆかり」に変身しまーす!

2013.08.14

福島の桃が食べごろです!

Img_01448月の旧盆に出荷最盛期を迎える福島を代表する桃「あかつき」。肉質が緻密で甘みが強いのが特徴です。果実に袋をかけない「無袋栽培」で、太陽の光をたっぷりあてて、色よく甘みがギュッとつまった桃に仕上がっています。選果場では光センサーを使って1個1個糖度や着色などを調べて選別、出荷するので、あたりはずれがありません。




Img_0162_2畑では、まさに「鈴なり」状態の桃の木で、収穫作業が急ピッチで行われています。食べごろを迎えた桃は寝る間も惜しんで収穫しないととり遅れてしまいます。「あかつき」が終わると「まどか」「川中島」「ゆうぞら」「黄金桃」などなどの品種が次々と収穫され、9月まで福島の桃が楽しめます。







Img_0198取材の帰りに、福島で一番人気のお菓子「凍天(しみてん)」をゲット!凍み餅をドーナツ生地で包んで揚げたもので、外側はカリッ、中がフワッ、モチッとした食感で、食べごたえ十分。通販のグルメ大賞にも選ばれた大人気商品です。福島の伝統食品「凍み餅」がこんなお菓子に変身するなんて、ビックリですよ!

2013.08.07

「新いも」の収穫が始まりました!

Img_0059やってきました、徳島県。8月12~15日に開催される夏の祭典「阿波おどり」の熱気に包まれた市内を横目に、空港から車で15分程の鳴門市へ。渦潮で知られる鳴門海峡からの潮風とミネラルたっぷりの海砂で育てられる特産品「なると金時」の収穫が猛暑の中行われています。今回取材でお邪魔したJA里浦は、1995年から「なると金時」を『里むすめ』というオリジナルブランドとして出荷し、市場の高い評価を受けています。
砂地の畑ではパラソルを付けた乗用の芋掘り機   が大活躍。お日様が出ると、砂地はあっという間に60℃にまで達するので、収穫は早朝4時頃から始まります。

Img_0068里むすめはミネラルの多い海砂で育てられるので、皮色が鮮やかなのが特徴です。水洗いすると、ホラ、こんなにきれいな紅色に!
新いもらしい輝きです。




 

Img_0074「食べてみてね」と掘りたての里むすめをいただきました。やったーっ!!ごちそうさまでーす。掘ったあとのさつまいもはこんなにひげ根がついているんですよ。それを生産者はていねいに切り取り、両端を切って、きれいに洗って出荷するんです。新いもは皮が薄いので洗浄機はブラシではなく、シャワーの水圧で優しく洗うのも生産者の親ごころ。





Img_0077さて、では、手っ取り早く味わうために電子レンジでチン!うーん、何ともいえずいい香り。アッツアツの芋を半分に割るとホラこんなにおいしそうな色に仕上がっています。「新いもは水分が多いから甘味が少ないかも」といわれていたけど、ぜーんぜん、ホクホクで甘いです。しかも、粘つく甘さではなくすっきり上品な甘さなので、胸焼けもなくたっぷり食べられますよ。
 食べ切れない分は新聞紙に包み冷暗所で保存。1~2ヵ月寝かせると甘みがさらにのっておいしさが増すんだって。新いもとはまた違ったおいしさに出会える日を楽しみに待ちたいと思います。
「里むすめ」の収穫は10月末まで続き、産地で貯蔵したものが来年5月まで出荷されます。
詳しくはApron10月号「ふるさと探訪」をご覧ください。

 

2013.07.29

人気上昇中!「ズッキーニ」

Img_0016ズッキーニは一見、きゅうりのような色・形をしていますが、熱を加えるとなすのような食感が味わえます。ウリ科の野菜でペポカボチャの仲間です。かぼちゃは完熟してから食べますが、ズッキーニは花が落ちたばかりの18~20㎝の未熟果を食べます。トマトやナスなどを煮込んだラタトゥイユに欠かせない野菜のひとつとして、年々人気が高まってきています。




Img_0022長野県JA北信州みゆき管内のズッキーニ生産は、栽培する畑の標高差を利用して季節に合わせた品種を作付けし、5月末から11月上旬まで長期間出荷を行っています。なかでも日射量の多い6~7月はズッキーニの生育に適しており、出荷量が多くなります。






Img_0033 細長い緑色種が中心ですが、黄色のイエロー種や丸形などもあります。皮ごと食べるので切り落とした軸の鮮度のいいものを買って早めに調理して食べましょう。特に肉やトマト、オリーブ油との相性がいいので、たくさん食べて夏バテを予防しましょう。


2013.07.10

豚薄切り肉を使った料理を撮影!

Rimg0337Apron9月号のわが家の味は「豚薄切り肉を使って」です。ロースやバラなど豚薄切り肉は価格も手頃で使い勝手のよい食材です。夏バテ解消にもビタミンB1が豊富な豚肉はおすすめですよ。
では、最初は「とんコロロール」です。とんかつとコロッケの両方が食べたいという子どもたちの願いをかなえた夢のコラボ作品。中の具はおからとキャベツで豚肉と油揚げで巻いて焼き上げます。


Rimg0345次は「豚肉とれんこんのジョン風」です。韓国料理のつけ焼きで、れんこんの淡白な味わいに豚肉がよく合います。ポン酢やラー油など好みのタレにつけて食べるといいですね。






Rimg0353 最後は「豚肉といんげんの梅肉炒め」です。これぞ、夏バテ解消料理といってもいいですね。梅肉としょうがで食欲をそそり、豚肉をあっさり食べやすくしてくれます。いんげんには疲労回復や美肌作りの効果もあります。






Rimg0355 おまけは「だんご3種」です。9月はお月見やお彼岸などでだんごを作る機会が多いですね。人気のみたらしと粒あん、そしてくるみみそを作ってみました。
詳しいレシピはApron9月号をご覧ください。







2013.07.02

爽やかな辛み「葉しょうが」

Rimg0323  梅雨に入り、蒸し暑さが堪える頃になると出回るのが「葉しょうが」。種しょうがを植えつけてから90日ほどで食べごろの葉しょうがに育ちます。根っこの部分は淡いクリーム色でピンクがかった茎、そしてグリーンの葉と見た目も実に鮮やか。味噌をつけてかじればサクサクとした食感と、爽やかな香りが口いっぱいに広がり、後からピリリとした辛みが増してきます。

 

 

Rimg0310  千葉県の北総台地はしょうがの一大産地で、6月から8月にかけて出荷されます。葉しょうがの代名詞「谷中しょうが」として居酒屋のメニューに並ぶ季節もので、心待ちにしているファンも大勢います。

 

 

 

Rimg0332  味噌をつけて食べるのがおなじみですが、甘酢に漬けるとピンク色に染まってきれいで食べやすいです。天ぷらにしてもおいしいですよ。
 茎や葉に脱臭効果があるので、捨てないで水を入れたコップに挿して玄関などに置くと、香りも楽しめます。夏にぴったりな葉しょうがを食卓にぜひどうぞ。