2014.06.26

「泉州水なす」の取材に行ってきました!

Photo大阪の泉州地域でなすといえば「水なす」のこと。この地域特有の品種で、ほかの土地で栽培してもなかなかうまくできません。なにわの食文化に根ざした農産物として、「泉州水なす」は、『なにわ特産品(21品目)』のひとつです。
水なすというだけあり、とってもジューシー。皮が薄くてやわらかいので、口あたりがなめらかです。コスレてキズがつかないよう、お日様がよく当たるように、枝葉をこまめに剪定します。


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お天気が続けば、丸々として張りのあるつやつやの上質な水なすが育ちますが、3日も曇りの日が続くと、クスミが出てつやがなくなってしまうといいます。ひとつひとつていねいにキズがつかないように注意しながら選別・箱詰めされます。






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関西と東京で手に入りますが、大阪では1箱(約4㎏)20個入りが、東京は24個入りが好まれるそうです。果肉がやわらかくて傷みが早いので、主に浅漬け(ぬか漬け)にしたものが全国に出回っています。サラダ感覚で食べられるジューシーな浅漬けをどうぞお試しください。
詳しい内容はApron9月号をご覧ください。


 

2014.06.16

ラー麦の取材に行ってきました!

51「ラー麦」とは福岡県が開発したラーメン専用小麦です。福岡といえば、博多ラーメンや久留米ラーメンなどご当地ラーメンが全国的に有名ですが、これまで国産のラーメン専用小麦がなかったため、県が立ち上がり品種開発を進め、完成したのが「ラー麦」です。
今回取材に訪れたJA糸島は、試作段階からラー麦栽培をてがけ、今年で5年目を迎えます。栽培技術は年を重ねるごとに向上し、県内トップクラスの品質を誇ります。

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今年の出来について、JA糸島麦部会の小金丸部会長は「良好ですよ」と満面の笑みで答えてくれました。ラー麦はうどん用の小麦と比べて色が褐色です。
コシが強く、ゆでのびしないのが特徴で、とんこつラーメンの細麺によくあいます。福岡県内ではラー麦麺を使用するラーメン店舗が増え、生産量が拡大しています。
詳しい内容はApron10月号で紹介します。どうぞお楽しみに。

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2014.06.02

夏に食べたい料理を撮影しました!

Apron8月号のわが家の味は「夏に食べたいおすすめの一皿」です。暑さで食欲がないときもこれならOKという力作ぞろいです。

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最初は「サマー肉じゃが」です。みんな大好きな肉じゃがに生トマトとトマトジュース、それにキムチを加えています。トマトの酸味でさっぱり、キムチでピリッと食欲をそそります。







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次は「ゴーヤーのピクルス」です。メインのゴーヤーにセロリやにんじん、パプリカなどを加えて、すし酢に漬けるだけ。彩りも鮮やかでモリモリといくらでも食べられます。暑さで消耗したカラダがスッキリ、シッキッとしますよ。







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最後は「冬瓜と油揚げの煮物」です。これぞ和食、という、夏に食べたいやさしい煮物です。冬瓜が出汁のうまみをたっぷり吸って柔らかくとろけます。夏バテのカラダもこれで回復できそうな一品です。温かくても冷たくしてもおいしいですよ。
詳しいレシピはApron8月号をご覧ください。





 

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2014.05.23

瓜じゃないよ「胡瓜」だよ!

1瓜のように丸みを帯びた形と大きさの「加賀太きゅうり」は、金沢市で受け継がれる伝統野菜「加賀野菜」15品目のうちの1つです。太さ6~7㎝で、1本の重さが500~600gもあり、大きなものは1㎏を超すものもあるそうです。






2_3それだけに、ハウスの中で枝からぶら下がっている姿は貫禄があります。重さに耐えられるように天井からヒモを下げて地面で固定し、そのヒモにツルをからませていきます。








3_3黄色い花が咲いてから、2週間ほどで収穫できる大きさになります。5~6月が出荷のピークで10月頃まで楽しめます。
皮をむいてタネをとってから調理すると、食感がよくおいしく仕上がります。生でサラダや酢の物などもおいしいですが、煮たり炒めたり加熱調理に適しています。地元の人はよくだし汁で煮て、あんかけにして食べるそうです。シーチキンやとうもろこしなどを加えると、子どもも喜んで食べてくれるとのこと。
どうぞお試しください。

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2014.05.07

ズッキーニ料理を撮影しました!

Apron7月号のわが家の味は「すぐ使えるズッキーニレシピ」です。
一見きゅうりのようなズッキーニですが、かぼちゃの仲間です。味は淡泊で使いやすく、イタリアンに欠かせない野菜です。

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最初は「ズッキーニと鶏むね肉のカレー炒め」です。カレーの風味が食欲をそそり、ごはんによくあいます。辛さはお好みで調節してください。トマトやにんじんなど赤い色を加えると彩りも鮮やかに楽しめます。







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次は「ズッキーニと豚肉ロールフライ」です。輪切りにしたズッキーニに豚薄切り肉を巻きつけフライにします。淡白な味わいのズッキーニに豚肉が加わり、コクのある味わいに。とんかつソースや子ども用にケチャップやマヨネーズをつけてどうぞ。







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最後は「ズッキーニとあさりのイタリアン酒蒸し」です。あさりのうまみをズッキーニやエリンギなどがたっぷり吸いこんでうまみ倍増。トマトの酸味がよくあいます。
パスタと合わせたり、スープをパンにつけてもおいしいですよ。







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おまけは今月のおすすめレシピ「天津飯」です。かに玉に甘酢あんをかけて丼にした日本の中華料理の人気メニュー。ふわっふわのかに玉にとろ~り甘酢あんがごはんにからまって、最高のおいしさ。かにがなければ、かに風味かまぼこで代用してもOK。
詳しいレシピはApron7月号をご覧ください。

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2014.04.02

「しょうが料理」を撮影しました!

食欲増進や風邪予防に効果的なしょうが。これから暑くなると、薬味として冷奴や焼きなす、そうめんなどに欠かせませんね。新しょうがや葉しょうが、根しょうがなど、料理によって上手に使い分けて楽しみたいですね。

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最初は「新しょうがとさつま揚げの炊き込みごはん」です。辛味の少ない新しょうがをたっぷり入れて炊き込みます。油揚げだと物足りないと感じていた人にはコクのあるさつま揚げはぴったりですよ。新しょうがの香りが食欲をそそります。







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次は「しょうがのきんぴら」です。しょうがとじゃがいも、ベーコンをせん切りにしてきんぴらにしました。ごはんにぴったりでおかわり間違いなしです。しょうがとにんじん、ごぼうなどいろいろ取り合わせを変えて楽しむのもいいですね。







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最後は「和風ミートローフ」です。しょうがのみじん切りがたっぷり入った、あっさりミートローフです。ごまの風味も効いて、ケチャップベースのソースをかけていただくので、子どもも大人も楽しめます。




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おまけは、「すぐ使える料理の基本」の「焼き豚」です。固まり肉の縛り方を解説したので、トライしてみてください。
詳しいレシピはApron6月号をご覧ください。

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2014.03.13

豚肉料理を撮影しました!

Apron5月号のわが家の味は「豚肉スタミナレシピ」です。トンカツ、しょうが焼き、豚しゃぶ、角煮、串カツ…など、豚肉はお手頃で毎日の献立やお弁当のスーパースター。今回の豚肉スタミナレシピも人気の一品になること間違いなしです。

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まず、お弁当でも大活躍の「肉巻きおにぎり」です。ごはんにちょっぴりもち米を混ぜて、ゆずこしょうなどを加えて炊いているのがミソ。豚肉はカリカリになるまで焼くのがコツだとか。








2次は「豚肉とじゃがいものピリ辛炒め」です。豆板醤が入って、ちょっと大人の味。ごはんにもお酒にもよく合います。丼にしてもおいしいですね。





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最後は豪快に「豚肉の黒酢ソースがけ」です。トンカツ用豚肉を大き目に切って揚げて、黒酢ソースをかけました。もやし、にんじん、ニラなどの野菜とともにたっぷりどうぞ。
おもてなしにもいいですね。



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おまけは親子で楽しめるお弁当です。メインはスコッチエッグ。お父さん用は鶏のたまごが、子ども用にはうずらのたまごが入っています。グリーンピースごはんでいただきます!
詳しいレシピはApron5月号をご覧ください。

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2014.03.05

柔らかくて甘い、シャキシャキの「黄ニラ」をどうぞ

1青ニラを光を遮って軟白栽培したものが「黄ニラ」です。たねは同じですが、収穫までの栽培日数や手間は倍以上という貴重品です。繊維が柔らかくて甘く、香りも上品。中華料理では高級食材として利用されます。







2_2岡山で黄ニラの栽培が始まったのは、明治の初めごろといわれ、現在では全国生産量の7割を占める日本一の産地となっています。20年ほど前から周年出荷されていますが、寒さの中でエネルギーを溜めこんだ冬が最盛期です。
デリケートな野菜のため、収穫から水洗い、天日干し、箱詰めなどすべてが手作業。やさしく扱わないと折れたり、切れたりして商品価値がなくなってしまいます




3ニラといってもそんなに香りが強くないので、生のまま刻んでみそ汁や冷奴の薬味にしたり、さっとゆでておひたし、炒め物など何でも使えます。
地元の岡山では郷土料理の「ばら寿司」とコラボ、黄ニラを錦糸たまごの代わりに使用した「黄ニラばら寿司」が食べられるお店があるので、チェックしてみてください

 

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2014.02.18

「にんじんのおかず」を撮影しました

Apron4月号のわが家の味は「おいしさ満点!にんじんのおかず」です。カロテンやビタミンCがたっぷり含まれている緑黄色野菜。毎日、手軽に食べられるおかずをピックアップしてみました。

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まずは「にんじんシリシリ風」です。にんじんシリシリは沖縄の家庭料理で、せん切り器でにんじんをせん切りするときの音から名づけられたものだそうです。せん切りにんじんとシーチキン、卵をササッと炒めて塩、こしょうで味付けするだけ。にんじん1本なんてペロッと食べられますよ。






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次は「にんじんとチンゲン菜の煮びたし」です。ホッとする味で、ごはんのおかずによく合います。油揚げが入ることで味にコクがでます。好みできのこや豚肉を加えたりしてアレンジしてみてください。



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最後は「特製肉そぼろ」です。にんじんたっぷりミートソースです。トマトが入らないので色は薄めですが、牛ミンチ肉で味は濃厚です。丼にしたり、オムレツやコロッケの具、パスタにと用途はいろいろです。



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おまけは「新じゃがいもと豚肉の蒸し焼き」です。ボリュームたっぷり、おもてなしにも使えます。ローズマリーやパセリなど香草をいっぱい使って豊かな味に仕上げます。ビールにもワインにもよく合いますよ。
詳しいレシピはApron4月号をご覧ください。

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2014.02.12

こだわりのブランド肉「やまゆりポーク」

Buta3_2「やまゆりポーク」は、生産者協議会に所属する神奈川県内の11戸の指定農場で生産されている銘柄豚です。大麦を豊富に含んだ専用の配合飼料と衛生管理の行き届いた豚舎で育てられています。白くきれいな脂肪と柔らかな赤身とジューシーで風味豊かな味が人気を呼んでいます。




生産者は「うまい豚肉づくり」一筋にまじめに生産に取り組み、消費者や近隣住民に地元の養豚業を知ってもらうために、祭りなどのイベントに積極的に参加するほか、小学校などでは食農教育授業なども行っています。

Buta1_2母豚は妊娠すると114日で1.4㎏ほどの子豚を12頭前後出産します。成長に合わせて「やまゆりポーク」専用の配合飼料を与えて180日間育て、体重115㎏前後で出荷されます。肉の格付け審査で厳しい基準をクリアしたものだけが「やまゆりポーク」として流通するので、そのおいしさは格別です。



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とんカツ、カツ丼、生姜焼き、角煮、焼肉など、食卓に登場することが多い豚肉。命をいただくということに感謝して、大事にムダなく残さず食べましょう。
いただきます、ごちそうさまの感謝の言葉もわすれずに

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