2011.11.22

真っ赤な蜜入りりんご

冷たい空気にスッキリと晴れ渡った空。

青空に真っ赤なりんごがよく映えます。

青森県相馬村のりんご畑から岩木山が見え隠れ。

真っ白に雪化粧するのも時間の問題です。

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 りんごが凍ってしまっては商品価値がなくなるため、雪が降る前に収穫を終えようと時間に追われるりんご生産者です。

でも「ギリギリまで木で完熟させてやると本当においしくなる」のだとか。

おいておきたいのはやまやまだけど、そうもいかない。

自然とのかけひきで、どこまでおいしくできるか、生産者の技と勘どころです。

JA相馬村ではふじを中心に、つがる、ジョナゴールド、王林、シナノスイート、きおう、トキなど15種類以上の品種を生産・出荷しています。

 なかでも蜜入りのりんごは特に人気が高く、じっくりゆっくり完熟したものは、タネのまわりはもちろんのこと、放射状に蜜が入ってくるそうです。

 赤い皮には強い抗酸化力のあるポリフェノールを含んでいるので、皮ごと食べたいものですね。

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柿の王様、富有柿の収穫真っ盛り

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深まる秋を感じさせる果物、柿。

甘柿の代表である富有柿は、明治時代に岐阜県で発見された品種です。

甘くておいしく、北は新潟から南は九州まで広く栽培されているため「柿の王様」とも呼ばれています。

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JAぎふ管内には「富有柿発祥の地」の碑があり、なかでも糸貫地区のものは高品質としてブランド力があります。

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9月頃までは実が小さかったのに、10月下旬の雨と高温でビックリするほど実が太ったといいます。色づいた柿がたわわに実り、今まさに収穫最盛期を迎えています。霜が降りるごとにグンと糖度がますのだとか。

収穫は12月上旬まで続きます。ビタミンCがたっぷり含まれているので、風邪予防に効果的。まさに、この時期に食べたい果物ですね

大きなものは1個500gもあり、糖度も18度くらいになるといいます。選果場では光センサーによる選別が行われ、間違いのないものが出荷されています。

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2011.11.17

ブロッコリー料理を撮影しました

蕾が大きく、茎の太いブロッコリーが並び始めると、いよいよ旬の到来です。

茎が甘く、蕾も硬くしまって味わい深いブロッコリーが楽しめます。

Apron1月号のわが家の味は「自慢のブロッコリー料理」です。

ゆでたり炒めたりといったいつものブロッコリーの使い方とまたひと味違うアイデア料理です。

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最初は「ブロッコリーのミートボール」。

ブロッコリーを肉だねで包んで、甘辛い照り焼きにします。

半分に切ると中のブロッコリーが色鮮やかでお弁当にぴったり。

タレも香ばしく食欲をそそります。子どもに人気の一皿になること間違いありません。

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次は「ブロッコリーの洋風白和え」です。

ブロッコリーとにんじん、りんごの取り合わせ。

豆腐の和え衣にマヨネーズとすりごま、味噌、しょう油の味付け。

甘いりんごより、紅玉など酸っぱいりんごの方が酸味が効いて食感もよくおいしいですよ。

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最後は「ブロッコリーのパウンドケーキ風」。

ブロッコリー、ベーコン、たまねぎが入り甘さをおさえてあるので、休日のブランチに主食代わりに食べるのがおすすめ。

中にチーズのすりおろしが入り、さらにカッテージチーズをトッピングするので、このまま食べてもおいしいです。

味が物足りないようなら、好みでケチャップなどをつけてどうぞ。

コーヒー、紅茶はもちろん、ビール、ワインなどでも楽しめます。どうぞお試しください。


詳しいレシピはApron1月号をご覧ください。

2011.11.08

エプロンプラザへいただいた絵手紙をご紹介します

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「秋 おいしいよ」 

埼玉県羽生市 

ダイさまより  Younasi

「食べごろサインはきいろです」 

東京都足立区

 原田さまより

Imo

「秋深し 芋ふかしたら おいしいね」 

和歌山県田辺市 

ペンネームみのりの秋さまより

Goya

「私が夏バテ防いであげるからね」 

佐賀市 

古川さま

Okura  「花オクラの花が咲きました」 

奈良県橿原市

 竹村さまより

Tomato

「私が作った大きなトマト」 

京都府京丹後市 

広田さまより

Nasu

「ずっしりまあるいなす」 

神奈川県横浜市  

中嶋さまより

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「この夏私が育てた野菜です」 

東京尾目黒区 

山下さまより

2011.10.14

12月号の料理を撮影しました

12月号のわが家の味のテーマは「定番!カラダが温まる料理」です。

さむ~い冬、節電のためにもあったかい料理を食べて、カラダも心もホカホカになりましょう。

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 最初は「酒粕のグラタン」です。

具は里いもとだいこんがゴロゴロ、ソースは豆腐と白味噌、酒粕、ゆずの皮を入れてフードプロセッサーでクリーム状になるまで混ぜ合わせたものを使います。

グラタン皿に入れてオーブンで20分ほど焼けば出来上がり。

酒粕とゆずの香りがほわ~んと漂い、お腹の中からホカホカとしてきます。

子ども用には酒粕を少な目に、お酒好きには多めに入れてどうぞ。

Rimg0089次は「鶏団子と根菜の豆乳味噌スープ」です。

まろやかな豆乳スープで野菜がたっぷり楽しめます。

ピーラーで帯状に切ったにんじんが食べやすく、麺のようにするするっと入っていきますよ。鶏肉団子と豆乳もよくあいます。

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最後は「根菜のかぶら蒸し」。

かぶとれんこん、長いもの3種類を合わせているのがおもしろいかぶら蒸しです。

中にはささがきごぼうとしめじ、豆腐が入っています。

もみじ型に抜いたにんじんとぎんなんで彩を添えて。

とろ~り片栗粉のあんがかかって冷めにくく、寒い日にぴったりです。

おろしわさびをきかせてどうぞ!!

詳しくはApron12月号の「わが家の味」をご覧ください。お楽しみに。

Apronはこちらから

2011.10.07

落花生の収穫真っ盛り!

  千葉県は落花生の全国生産量の7割以上を占めています。

9月下旬から10月は落花生の収穫がピークを迎えます。

でも、私たちが煎り豆として落花生を食べられるのはまだまだ先の話。

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まず、掘り起こされた落花生は根っこを上にして畑で

1週間ほどお日様に当てて自然乾燥させます。

これを「地干し」といいます。

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さらに風通しのよい所に1.5メートルほどの高さに野積みして1ヵ月以上季節風で乾燥させます。

Rimg0104_3これを「ボッチ」と呼び、北総台地の秋の風物詩となっています。

太陽と風にさらされてカラカラに干からびた枝葉の中で、落花生は適度に乾燥して、じっくりおいしくなっていきます。

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ところが、今の時期しか楽しめない味があります。それが「ゆで落花生」です。掘りたての生落花生をゆでて食べるので、地元の人だけが楽しめる味です。10月末まで産地に近い人はファーマーズマーケットなどで手に入りますので、お見逃しなく。食べてみたい!という人はJAタウン(http://www.ja-town.com)でどうぞ。煎り落花生とは違う、ほっこり香ばしい豆の味をぜひお楽しみください。

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こうして乾燥が仕上がった落花生は枝からはずされて、加工業者の元へ。ここで煎り落花生やバターピ-ナッツなどに加工されます。

2011.09.27

石巻の田んぼ・・・稲が実りました

東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市。

津波の影響でJAいしのまき管内の水田12000ヘクタールのうち、3分の1にあたる約4000ヘクタールが冠水などの被害を受けました。

がれきの撤去や除塩などの必死の作業を行い、最終的には1000ヘクタールを除いて田植えを終了することができました。

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震災から半年、宮城米の収穫を間近に控えた石巻市の産地を訪れました。

重く垂れ下がった稲穂が一面に広がる田んぼだけをみれば、本当にここが震災のあった石巻なのかと錯覚するほど。

しかし、いまだに市街のあちこちの信号機は消えたまま、道路は亀裂が入ったり陥没したりで凸凹状態。

家の一階部分は津波で流されほとんど住める状態ではありません。

黄金色に実った田んぼを前に「ここまでこれたのが奇跡」という生産者の声が心に重く響きます。

自然の猛威によって何もかもが破壊された3月。」

そして自然の恵みに感謝する10月の到来です。  Rimg0032

「立ち止まっていたら何もはじまらない、今まで以上においしいものを」という生産者のみなさんの思いがつまった宮城米です。

 宮城県は「ササニシキ」と「ひとめぼれ」の誕生地です。本場の味をぜひお楽しみください。

11月号の料理を撮影しました!

実りの秋、食欲の秋。

待ちに待った新米の季節到来ですね。

Apron11月号のわが家の味は「ピカピカ新米の炊き込みご飯」です。

最初は「里いもの味噌炊き込みご飯」です。

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ほっくり里いもに、味噌の味付け。ベーコンが入ってコクもでます。炊き上がり炊飯器のフタを開けた瞬間、香ばしい味噌とベーコンの香りがふんわり漂いました。仕上げにわかめを混ぜるのがポイント。海のものと里のものが出会います。

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にんじんとかぼちゃをゆでて型抜きしたものを飾って、彩もあざやかに秋本番の炊き込みご飯の出来上がり!

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次は「キムチ炊き込みご飯」

ごま油で米と鶏肉を炒めてから、キムチを加えてだし汁で炊きます。キムチの量はお好みで。

米をごま油で炒めるのがポイント!ここを省くと、いまひとつおいしさに欠けます。

ナムルや温泉たまごをのせればビビンバとしても楽しめます。

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最後はれんこんのシャキシャキ感を楽しむ「豚ばら肉とれんこんの炊き込みご飯」

あっさり薄味ですが、豚ばら肉の脂がごはんによくしみて、れんこんの歯ごたえも心地よくおいしいです。ぎんなんを加えて、秋をたっぷり楽しんでみました。下ごしらえの手間もかからないので手軽に作れます。

いずれも炊飯器で簡単に作れます。フタを開けた瞬間の感動ともども、いろいろな炊き込みご飯を楽しみましょう。(詳しいレシピはApron11月号の「わが家の味」をご覧ください)

2011.08.31

美人ねぎに会いました!

色白できめ細かく、スラリとした八頭身のねぎがあるというので、会いに行ってきました。その名も「那須の白美人(はくびじん)ねぎ」。栃木県の大田原市を中心とした県北地方でブランドねぎとして栽培されています。

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普通の長ねぎより20㎝も長い、80㎝の長身。長ねぎは土寄せをして日光を遮ることにより白い軟白部分を伸ばしていきますが、白美人ねぎのハウス栽培は独特です。土ではなくて独自に開発した発泡スチロールの遮光板を入れて、白い部分を長く育てます。

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まさに箱入り娘で、ねぎ特有の辛味や臭味が少ないため、ねぎが苦手な人でも食べられるといいます。しかも、甘くてジューシー。糖度は平均10.7度もあり、甘いものは13度を超えるといいます。

 そのまま生でも食べられる白美人ですが、ちょっとだけ熱を加えるとおいしさ倍増。マヨネーズとみそを合わせたソースで味わうのがおすすめだそうです。ぜひ、お試しください。

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2011.08.11

シャキシャキッとみず菜

緑色のさわやかな葉とスラリと伸びた白い葉柄、シャキシャキッとした食感でクセのない味で大人気のみず菜。サラダはもちろん、おひたしや鍋物などで手軽に食べられますね。

今回取材で訪れたのは茨城県行方市。行く方と書いて「なめがた」、なかなか読めませんよね。

茨城県は「れんこん」の生産量が日本一です。

土浦駅から車で移動するとき、霞ヶ浦周辺にはれんこん畑が一面に広がっていました。ちょうどハスの花がきれいに咲いていました。この大きなハスの花が開く時「ポン!」と音がするといわれていますが、聞いたことありますか?

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茨城はれんこんだけではなく「みず菜」の生産量も日本一。京野菜のみず菜が関東での需要が一気に増え、茨城県が生産の中心となりました。ハウス栽培で一年中出荷が続きます。たねまきから5日で双葉がでて、3540日で出荷を迎えます。

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JAなめがたのみず菜の特徴は「若採りで柔らかく、食べやすい」こと。スジやエグ味がないので、お年寄りから小さな子どもまで食べやすいと評判です。

産地でおすすめの食べ方は、野菜不足を少しでも解消するために「カップラーメンに加えてどうぞ」とのこと。お湯をかけるだけで、みず菜入り野菜たっぷりラーメンに変身です。ぜひ、お試しください。

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